ドライマウス

ドライマウスとは

ドライマウスとは、様々な原因によって唾液の分泌量が減少し、口の中が慢性的に乾燥する症状です。医学的には「口腔乾燥症」と呼ばれ、単に水分不足とは異なり、唾液そのものの分泌機能に問題が生じている状態を指します。特に薬の副作用やストレス、自己免疫疾患などが原因となることが多く、口臭や味覚障害、虫歯の進行などの様々な合併症を引き起こします。

ドライマウスに悩む人は、潜在患者を含めて日本全国で約3000万人と推定されています。これは日本人の4人に1人がドライマウスに該当することを意味し、特に中高年の女性に多く見られますが、最近では20代から40代の若い世代にも増加傾向にあります。

ドライマウスを放置すると、虫歯や歯周病が急激に進行するリスクが高まります。唾液には口腔内を清潔に保つ重要な役割があるためです。また、口臭の悪化や味覚障害による食事の楽しみの喪失も起こります。さらに進行すると、舌や口の粘膜にひび割れや出血を伴う痛みが生じ、嚥下困難による誤嚥性肺炎のリスクも高まります。口腔の粘膜免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなるため、全身の健康状態にも悪影響を及ぼす可能性があります。最悪の場合、食事摂取困難により栄養不良を招き、社会復帰が困難になる可能性もあります。

ドライマウスの原因

開院以来、当院にはドライマウスでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ドライマウスの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ドライマウスの原因として次のものが挙げられます。

ドライマウスは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、唾液腺の機能低下や口腔内の環境悪化が発生し、ドライマウスが発症します。高血圧の薬や抗うつ薬、睡眠導入剤などの多くの薬剤には唾液分泌を抑制する副作用があり、また、ストレスにより自律神経のバランスが崩れることで交感神経が優位になり、さらに唾液分泌が抑制されます。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ドライマウスなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ドライマウスへの対応として、次のようなものが一般的です。

唾液分泌促進薬の処方

ピロカルピンなどの薬剤により唾液腺を刺激し、分泌量の増加を図ります。しかし薬剤による副作用（発汗、頻尿、消化器症状など）が生じる可能性があり、根本的な解決にならない場合があります。長期使用による依存性も懸念されます。

人工唾液や保湿剤の使用

口腔内の乾燥を補うために、人工唾液スプレーや保湿ジェルの使用を指導します。しかし一時的な対症療法に留まり、継続的な使用が必要で費用負担も発生します。使用感に違和感を覚える患者も多く存在します。

生活習慣の改善指導

十分な水分補給、鼻呼吸の推奨、よく噛む食事習慣の指導を行います。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、患者の継続的な努力と意識改革が必要で、挫折しやすい側面があります。具体的な指導内容も不十分な場合が多いです。

ドライマウスを改善するために

まずはあなたのドライマウスの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ドライマウスの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ドライマウスと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ドライマウスのQ＆A

ドライマウスは自然に治りますか？

ドライマウスの多くは慢性的な症状であり、根本原因を特定し適切な対処を行わない限り自然治癒は期待できません。早期の専門的なアプローチが重要で、放置することで症状が進行する可能性が高いです。

ドライマウスの人がやってはいけないことは？

口呼吸、アルコールやカフェインの過度な摂取、喫煙は症状を悪化させます。また、刺激の強いマウスウォッシュの使用も避けるべきです。これらの習慣は唾液分泌をさらに抑制してしまいます。

ドライマウスと他の病気との関連性は？

糖尿病、シェーグレン症候群、腎疾患など多くの全身疾患と関連があります。また、服用中の薬剤が原因となることも多く、総合的な評価が必要です。特に高血圧薬や抗うつ薬は要注意です。

どの診療科を受診すればよいですか？

まずは歯科や口腔外科での専門的な診断を受けることをお勧めします。しかし根本的な改善を目指すなら、自律神経や体の歪みにアプローチできるカイロプラクティックが効果的です。

薬を変更することでドライマウスは改善しますか？

薬剤性のドライマウスの場合、主治医と相談して薬剤の変更や減量により改善する可能性があります。ただし、自己判断での薬剤変更は危険で、専門家との連携が重要です。

ドライマウスに効果的な食べ物はありますか？

噛みごたえのある食材や酸味のある食品は唾液分泌を促進します。特にレモンや梅干し、ガムなどが効果的ですが、虫歯リスクも考慮が必要で、根本的な解決にはなりません。

ドライマウスで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとドライマウスは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ドライマウスは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。