ドライアイ

ドライアイとは

ドライアイとは、涙の量が不足したり涙の質が悪くなることで、目の表面に涙が均等に行き渡らなくなる状態です。目を守るために必要な涙の働きが低下し、目の乾燥感や不快感、視界のかすみなどの症状が現れます。現代社会では、パソコンやスマートフォンの長時間使用、エアコンによる乾燥、コンタクトレンズの装用などが原因となって発症することが多い現代病の一つです。

日本国内のドライアイ患者数は約800万人から2,200万人と推定されており、一般成人の約31.2%がドライアイの確定例に該当しています。特に女性（40.6%）やコンタクトレンズ装用者（40.7%）で高い割合を示しており、現代社会における重要な健康問題となっています。

ドライアイを放置すると、まず実用視力の低下が起こります。目の表面がでこぼこになることで光が乱反射し、日常生活での見え方が悪くなります。さらに深刻なのは角膜感染症の発症リスクです。涙による保護機能が低下することで、ウイルスや細菌が直接目に侵入しやすくなり、角膜炎や結膜炎を引き起こす可能性があります。また、慢性的な目の不調は自律神経のバランスを崩し、肩こりや頭痛、集中力の低下を招き、最終的には睡眠障害や精神的なストレスにつながる悪循環を生み出します。

ドライアイの原因

開院以来、当院にはドライアイでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ドライアイの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ドライアイの原因として次のものが挙げられます。

ドライアイはこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、涙腺の機能低下やまばたき回数の減少、目の表面の乾燥などが発生し、ドライアイが発症します。それは人によって違い、単に目薬を使用したり環境を変えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。ドライアイでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ドライアイへの対応として、次のようなものが一般的です。

点眼治療

継続的な点眼が必要で、根本的な治癒は期待できません。点眼薬によってはしみる感覚や苦味などの副作用が生じることがあり、防腐剤による刺激も懸念されます。

涙点プラグ

異物感や違和感を感じる方が多く、涙の老廃物排出機能が低下するため感染リスクが高まる可能性があります。また、プラグが外れたり移動したりすることもあります。

ステロイド点眼薬

長期使用により眼圧上昇や感染症のリスクが増加し、定期的な経過観察が必要となります。

涙点閉鎖術

外科的処置のため侵襲性があり、一度閉鎖すると元に戻すことが困難です。また、涙の排出機能が完全に失われるため、感染症のリスクが高まります。

リッドハイジーン

毎日継続する必要があり、効果を実感するまでに時間がかかります。適切な方法を習得するまでに指導が必要です。

ドライアイを改善するために

当院では、ドライアイの根本原因である姿勢の歪みや自律神経の乱れに着目した施術を行います。パソコン作業による前かがみの姿勢は、首や肩の筋肉を緊張させ、血流を悪化させます。この状態が続くと、目の周りの血流も低下し、涙の分泌機能に影響を与えるのです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ドライアイの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ドライアイと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ドライアイのQ＆A

ドライアイは自然に治りますか？

ドライアイは慢性的な症状であり、完全な自然治癒は困難です。しかし、生活習慣の改善や適切なケアにより症状の軽減は十分可能です。

ドライアイの人がやってはいけないことは？

長時間のパソコン作業、エアコンの風に直接当たること、コンタクトレンズの過度な装用は避けるべきです。目をこすることも症状を悪化させます。

目薬以外に効果的な治療法はありますか？

まぶたの温熱療法、適切なまばたき、室内の加湿、姿勢の改善など、根本原因にアプローチする方法が効果的です。

コンタクトレンズは使い続けても大丈夫ですか？

適切な装用時間を守り、定期的な休息を取れば継続使用は可能です。ただし、症状が強い場合は一時的な使用中止も検討が必要です。

パソコン作業を続けながら改善することは可能ですか？

作業環境の改善、定期的な休憩、適切な姿勢の維持により、仕事を続けながらでも症状の改善は十分可能です。

ドライアイと眼精疲労の違いは何ですか？

ドライアイは涙の異常による目の乾燥が主体で、眼精疲労は目の筋肉の疲労が主体です。ただし、両者は密接に関連しています。

手術をしなくても根本的に治せますか？

生活習慣の改善、環境調整、適切なケアにより、多くの場合手術なしでも症状の大幅な改善が期待できます。

何科を受診すればよいのでしょうか？

まずは眼科を受診することをお勧めします。ただし、姿勢や全身のバランスが関与している場合は、カイロプラクティックも有効です。

市販の目薬と処方薬の違いは何ですか？

処方薬は症状に応じた成分調整が可能で、防腐剤フリーのものもあります。市販薬は手軽ですが、根本的な改善には限界があります。

ドライアイは遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、体質的な要因や生活習慣の類似により、家族内で発症しやすい傾向はあります。

ドライアイで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとドライアイは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ドライアイは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。