発達障害

発達障害とは

発達障害とは、生まれつきの脳機能の違いによって起こる障害で、親の育て方や本人の努力不足が原因ではありません。主にASD（自閉スペクトラム症）、ADHD（注意欠如多動性障害）、LD（学習障害）の3つのタイプに分けられ、コミュニケーションや社会的な関わり、学習、注意力、行動のコントロールなどの分野で困難が現れます。外見からはわかりにくく、大人になってから気づくケースも多いのが特徴です。

厚生労働省の令和4年（2022年）の調査によると、発達障害と診断された人は推計値で872千人となっています。これは約10人に1人の割合で発達障害の診断を受けていることを意味します。小中学生においては8.8％の児童生徒が学習面または行動面で著しい困難を示すとされており、1クラスに約3人の発達障害児がいる計算になります。

発達障害を放置すると、職場での人間関係がさらに悪化し、転職を繰り返すことで経済的に不安定な状況に陥る可能性があります。また、自分の特性を理解できないまま性格の問題だと思い込み続けることで、自己肯定感が極端に低下し、うつ病や不安障害などの二次的な精神的問題を発症するリスクが高まります。さらに、適切な支援を受けられないまま社会生活を送ることで、対人関係での困難が積み重なり、最終的には社会からの孤立や引きこもり状態に至る可能性もあります。

発達障害の原因

開院以来、当院には発達障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、発達障害の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

発達障害の原因として次のものが挙げられます。

発達障害は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、生まれつきの脳機能の違いにより、コミュニケーション能力や注意力、社会的適応などの分野で困難が発生し、様々な症状を引き起こします。遺伝的要因が関与することは確認されていますが、環境要因や生活習慣、ストレスなどが複雑に絡み合うことも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。発達障害なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

発達障害への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

ADHD症状に対してはメチルフェニデートやアトモキセチンなどの薬物を使用し、注意力や衝動性の改善を図ります。しかし副作用のリスクがあり、効果には個人差があります。また、薬物に依存する可能性があり、グレーゾーンの症状でも薬物治療が優先される傾向があります。

カウンセリング・心理療法

認知行動療法やソーシャルスキルトレーニングを通じて、社会生活での適応能力向上を目指します。しかし長期間の継続が必要で時間と費用がかかります。また、専門家の数が限られており、予約が取りにくい場合があります。

作業療法

日常生活動作の改善や感覚統合療法を行い、生活の質の向上を図ります。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要となります。また、保険適用の範囲が限られる場合があります。

発達障害を改善するために

まずはあなたの発達障害の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、発達障害の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

発達障害と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

発達障害のQ＆A

発達障害は自然に治りますか？

発達障害は生まれつきの脳機能の特性であり、完全に治るものではありません。しかし、適切な理解と支援により症状を軽減し、社会生活での困りごとを改善することは十分可能です。

発達障害の人がやってはいけないことは？

特別に禁止されることはありませんが、過度なストレスを避け、無理をしすぎないことが大切です。自分の特性を理解し、苦手な環境や状況を把握して適切な対処法を身につけることが重要です。

発達障害と診断されると就職に影響しますか？

診断自体が就職を妨げることはありませんが、障害者手帳を取得した場合は就職活動で開示するかどうかを選択できます。むしろ自分の特性を理解することで適職を見つけやすくなる場合もあります。

薬を飲まないと症状は改善しませんか？

薬物療法は選択肢の一つですが、必須ではありません。環境調整、心理療法、生活習慣の改善など、薬以外の方法でも十分な改善が期待できます。個人の状況に応じて最適な方法を選択することが大切です。

発達障害は遺伝しますか？

遺伝的要因が関与することは確認されていますが、必ず遺伝するわけではありません。遺伝的素因があっても発症しない場合もあり、環境要因との相互作用が重要な役割を果たします。

大人になってから診断を受ける意味はありますか？

自分の特性を正しく理解することで、適切な対処法を身につけ、生活の質を向上させることができます。また、職場での合理的配慮を受けやすくなり、人間関係の改善にもつながります。

発達障害で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと発達障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

発達障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。