クローン病

クローン病とは

クローン病とは、口から肛門まで消化管のどこにでも炎症が起こる慢性の病気です。主に小腸や大腸の粘膜に炎症が生じ、びらんや潰瘍ができることで腹痛や下痢、血便、発熱などの症状が現れます。免疫システムの過剰反応により、体が自分の腸を攻撃してしまう炎症性腸疾患の一つで、現在のところ完治させる根本的な治療法はありませんが、適切な治療により症状をコントロールし、健康な人とほとんど変わらない日常生活を送ることが可能です。

厚生労働省の調査によると、日本におけるクローン病の推定患者数は約7万人となっています。以前はまれな病気とされていましたが、診断法の向上や食事を含む生活習慣の西洋化の影響により患者数は増加傾向にあります。男女比は2：1で男性に多く、推定発症年齢は男性で20歳から24歳、女性で15歳から19歳が最も多くなっています。

クローン病を治療せずに放置すると、腸が狭くなる狭窄や腸に穴があく瘻孔といった深刻な合併症が生じ、手術が必要な状態になる可能性があります。また、栄養障害や貧血などの全身症状が現れ、成長障害のリスクも高まります。さらに腸管悪性腫瘍のリスクが増加し、日常生活への影響も深刻になります。発症後5年で33.3％、10年で70.8％の患者が手術を受けており、手術後の再手術率も5年で28％と高率です。症状の悪化により外出への不安が増大し、人との関わりを避けるようになることで、孤立感や精神的な負担も増していきます。

クローン病の原因

開院以来、当院にはクローン病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、クローン病の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

クローン病の原因として次のものが挙げられます。

クローン病は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、消化管の慢性炎症や腸壁の深部にまで及ぶ炎症などが発生し、クローン病が発症します。本来は体を守るはずの免疫システムが過剰に反応し、自分の腸を攻撃してしまうことで炎症が起こります。また、家族内での発症例があることから遺伝的な素因が関与し、食事の西洋化や喫煙、ストレスなどの環境的要因が発症のきっかけになる可能性があります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。クローン病なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

クローン病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

5-アミノサリチル酸製剤、ステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤などを用いて炎症を抑制します。しかし長期間の服用が必要で、副作用のリスクがあります。また薬剤費が高額になることがあり、効果に個人差があるため、最適な薬剤を見つけるまで時間がかかる場合があります。

栄養療法

成分栄養剤を用いた完全経腸栄養療法により、腸管の安静を保ちながら栄養状態を改善します。しかし味が単調で継続が困難な場合があり、完全栄養療法では通常の食事を摂れない期間が長くなるため、生活の質が低下することがあります。

外科治療

腸閉塞、穿孔、大量出血などの合併症に対して外科的処置を行います。しかし手術後の再発率が高く、腸管の切除により消化・吸収能力が低下する可能性があります。また、手術によるストレスや合併症のリスクもあります。

クローン病を改善するために

まずはあなたのクローン病の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、クローン病の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

クローン病と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。自律神経の状態検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、ストレス反応のチェック、日常生活での姿勢や食事習慣の確認などの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

クローン病のQ＆A

クローン病は自然に治りますか？

現在のところクローン病を完治させる治療法はありませんが、適切な治療により症状をコントロールし、寛解状態を維持することで健康な人とほとんど変わらない日常生活を送ることが可能です。

クローン病の人がやってはいけないことは？

喫煙は症状を悪化させるため禁煙が重要です。また、脂肪分の多い食事、刺激の強い食べ物、アルコールは症状を悪化させる可能性があるため控えめにし、ストレスも症状に影響するため適切な管理が必要です。

クローン病と潰瘍性大腸炎の違いは何ですか？

クローン病は口から肛門までの消化管全体に炎症が起こる可能性があるのに対し、潰瘍性大腸炎は大腸のみに炎症が限定されます。また、炎症の深さも異なります。

なぜ自分がクローン病になったのでしょうか？

クローン病の明確な原因は解明されていませんが、遺伝的素因、免疫システムの異常、環境要因などが複合的に関与していると考えられています。

完治する可能性はありますか？

現在のところクローン病を完治させる根本的な治療法は存在しません。しかし、適切な治療により症状をコントロールし、長期間の寛解を維持することは十分可能です。

妊娠や出産に影響はありますか？

クローン病自体が妊娠を妨げることはありませんが、症状が活動期にある場合は妊娠が困難になることがあります。寛解期であれば妊娠・出産は可能です。

クローン病で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとクローン病は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

クローン病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。