膠原病

膠原病とは

膠原病とは、体の免疫システムが自分自身の組織を攻撃してしまう自己免疫疾患の総称です。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症などが含まれ、関節の痛みや腫れ、皮膚症状、内臓への影響など様々な症状が現れる病気です。

体内のコラーゲンなどの結合組織に炎症が起こることから膠原病と呼ばれています。厚生労働省の調査によると、膠原病の代表的疾患である関節リウマチの患者数は約60～100万人と推定されており、人口の0.6～1.0％にあたります。特に30歳以上の人口では1％の割合で発症するとされ、女性に多く、男女比は約3～4対1となっています。30～50歳代での発症が最も多くなっています。

膠原病を放置すると関節の破壊や変形が進行し、日常生活に大きな支障をきたします。手指の変形により細かい作業ができなくなり、歩行困難や要介護状態に陥る可能性があります。さらに内臓への影響も深刻で、肺や心臓、腎臓などの重要な臓器に炎症が広がり、生命に関わる合併症を引き起こすリスクが高まります。最悪の場合、適切な治療を受けないことで死亡率が一般人の1.5～1.9倍高くなるとされています。早期の対処が何より重要な疾患です。症状を感じたら一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。

膠原病の原因

開院以来、当院には膠原病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、膠原病の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

膠原病の原因として次のものが挙げられます。

膠原病は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、関節の炎症や内臓への影響、皮膚症状などが発生し、膠原病が発症します。遺伝的素因を持つ人が、感染症やストレス、環境要因などの刺激を受けることで免疫システムが異常をきたし、自分の組織を攻撃し始めます。女性ホルモンの影響により女性に多く発症し、特に妊娠や出産、更年期などのホルモンバランスが変化する時期に症状が現れやすくなります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。膠原病なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

膠原病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期間の服用が必要で、副作用として感染症のリスク増加、肝機能障害、骨粗鬆症などが起こる可能性があります。また薬剤費が高額になることもあります。

理学療法

継続的な通院が必要で、効果が現れるまでに時間がかかります。また不適切な運動により症状が悪化するリスクもあります。

手術療法

手術に伴うリスクがあり、術後の回復期間が長期にわたります。また人工関節の場合は将来的な再手術の可能性もあります。

膠原病を改善するために

まずはあなたの膠原病の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、膠原病の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院では膠原病の根本的な改善を目指しています。症状の表面的な対処ではなく、体全体のバランスを整えることで自然治癒力を高めていきます。カイロプラクティックによる関節の調整は、炎症を起こしている関節周辺の血流を改善し、神経系の働きを正常化します。これにより痛みの軽減だけでなく、免疫システムの調整にも効果が期待できます。また、姿勢の改善により関節への負担を軽減し、症状の進行を抑制します。一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術プランで、膠原病の症状改善をサポートいたします。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

膠原病と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。関節の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活での動作パターンをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

膠原病のQ＆A

膠原病は自然に治りますか？

膠原病は慢性疾患であり、自然治癒は期待できません。しかし適切な治療により症状をコントロールし、寛解状態を維持することは可能です。

膠原病の人がやってはいけないことは？

過度な運動や重労働、ストレスの蓄積、感染症への暴露は避けるべきです。また自己判断での薬の中断は症状悪化につながります。

膠原病と関節リウマチの違いは何ですか？

膠原病は自己免疫疾患の総称で、関節リウマチはその代表的な疾患の一つです。膠原病には他にも様々な病気が含まれています。

膠原病は遺伝しますか？

遺伝的素因はありますが、必ず遺伝するわけではありません。環境要因との複合的な影響で発症すると考えられています。

膠原病の初期症状はどのようなものですか？

朝のこわばり、関節の痛みや腫れ、疲労感、微熱などが代表的な初期症状です。症状は徐々に現れることが多いです。

膠原病でも妊娠・出産は可能ですか？

適切な治療管理のもとで妊娠・出産は可能ですが、専門医との密な連携が必要です。薬剤の調整や定期的な経過観察が重要になります。

膠原病は完治する病気ですか？

現在の医学では完治は困難ですが、早期診断・早期治療により寛解状態を維持し、正常に近い生活を送ることは十分可能です。

膠原病で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと膠原病は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

膠原病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。