群発性頭痛

群発性頭痛とは

群発性頭痛とは、片側の目の奥や眼球周辺に激しい痛みが起こる頭痛で、一定期間（群発期）に毎日のように発作を繰り返すことが特徴です。痛みは15分から3時間程度続き、頭痛と同じ側に涙や鼻水、目の充血などの症状を伴います。

「人類最悪の痛み」とも呼ばれるほど激烈な痛みで、患者さんは痛みのためにじっとしていることができず、動き回ったり興奮状態になったりすることが多いのが特徴です。厚生労働省の調査によると、群発性頭痛の有病率は10万人あたり56人から401人程度とされており、日本全体では約10万人の患者がいると推定されています。発症年齢は20～40歳代に多く、以前は男女比が5～6.7：1で男性に多いとされていましたが、近年は男女差が縮小してきています。

群発性頭痛を放置しても命に関わることは基本的にありませんが、激しい痛みによって日常生活に深刻な影響を与えます。痛みのために仕事に集中できなくなり、欠勤を余儀なくされることが多くなります。夜間の発作により慢性的な睡眠不足に陥り、日中の活動能力が著しく低下します。

アルコールで確実に発作が誘発されるため、社交的な場面を避けるようになり、人間関係にも悪影響を及ぼします。最悪の場合、慢性群発頭痛に移行し、年間を通じて発作が続く状態になる可能性があります。テニスや麻雀などの趣味を楽しめなくなり、友人や同僚との付き合いも制限され、家族との時間も十分に取れなくなってしまいます。

群発性頭痛の原因

開院以来、当院には群発性頭痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、群発性頭痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

群発性頭痛の原因として次のものが挙げられます。

群発性頭痛はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、目の奥を通る内頸動脈に炎症が起き、血管が拡張することで周囲の神経が圧迫され、激しい痛みが生じると考えられています。それは人によって違い、単に痛み止めを服用したり血管を収縮させるだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。群発性頭痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

群発性頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

スマトリプタン皮下注射

注射による痛みや注射部位の腫れが生じる場合があり、1日の使用回数に制限があるため頻回発作時には対応が困難です。また、心血管系疾患のある患者には使用できません。

高濃度酸素吸入療法

酸素ボンベの管理や火気の取り扱いに注意が必要で、外出先での使用が困難です。また、効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。

ベラパミルによる予防療法

便秘などの副作用が起こりやすく、心電図での定期的な監視が必要です。また、効果が現れるまでに数週間かかることがあります。

副腎皮質ステロイド療法

長期使用により免疫力低下や骨粗鬆症などの副作用リスクがあり、短期間の使用に限定されます。

在宅酸素療法

機器の設置場所の確保や電気代の負担、定期的なメンテナンスが必要です。

群発性頭痛を改善するために

まずはあなたの群発性頭痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、群発性頭痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

群発性頭痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頭部の血管や神経の状態、首や背中など背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

群発性頭痛のQ＆A

群発性頭痛は自然に治りますか？

群発性頭痛は年齢とともに軽快する傾向があり、60歳以降は発作が生じなくなることが多いとされています。しかし適切な治療なしに放置すると慢性化するリスクもあります。

群発性頭痛の人がやってはいけないことは？

群発期には飲酒と喫煙を絶対に避けてください。アルコールはほぼ例外なく発作を誘発し、喫煙も症状を悪化させる要因となります。規則正しい生活リズムを保つことも重要です。

群発性頭痛と片頭痛の違いは何ですか？

群発性頭痛は片側の目の奥の激痛で動き回りたくなりますが、片頭痛は両側性で静かにしていたい痛みです。また群発性頭痛には涙や鼻水などの自律神経症状を伴います。

なぜ男性に多いのですか？

男性ホルモンの影響や喫煙・飲酒習慣との関連が指摘されていますが、詳しいメカニズムは解明されていません。近年は女性の患者も増加傾向にあります。

群発期はいつまで続きますか？

群発期は通常1～2ヶ月程度続きますが、個人差があります。その後は数ヶ月から1年程度の寛解期に入ることが多く、再び群発期が訪れるサイクルを繰り返します。

遺伝しますか？

明確な遺伝性は証明されていませんが、家族内での発症例も報告されており、遺伝的素因が関与している可能性があります。睡眠に関する遺伝子の異常が指摘されています。

完治する方法はありますか？

現在のところ完治させる治療法はありませんが、適切な急性期治療と予防治療により症状をコントロールすることは可能です。年齢とともに自然軽快する傾向もあります。

なぜ夜中に起こりやすいのですか？

体内時計を司る視床下部の異常が関与しており、特に睡眠中の明け方に発作が起こりやすいとされています。メラトニンなどの睡眠ホルモンの変化も影響しています。

アルコールを飲んではいけないのはなぜですか？

アルコールは血管を拡張させる作用があり、群発期にはほぼ確実に頭痛発作を誘発します。少量でも発作の引き金となるため、群発期中は完全に禁酒する必要があります。

他の病気と間違われやすいのはなぜですか？

目の症状から急性緑内障発作や副鼻腔炎と間違われることがあります。また、激しい頭痛のため脳腫瘍やくも膜下出血を疑われることもあり、専門医による正確な診断が重要です。

群発性頭痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと群発性頭痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

群発性頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。