慢性腰痛

慢性腰痛とは

慢性腰痛とは、腰の痛みが3ヶ月以上続いている状態を指します。急性腰痛のような突然の激しい痛みとは異なり、鈍い痛みや重だるさが長期間にわたって持続するのが特徴です。

痛みの程度は人によって異なり、日常生活に支障をきたすレベルから軽い違和感程度まで様々ですが、共通しているのは痛みが慢性化することで身体的な負担だけでなく、精神的なストレスも大きくなってしまうことです。

日本における慢性腰痛の実態は深刻な状況にあります。厚生労働省の大規模調査によると、国民の慢性腰痛保有率は7.8％で、慢性疼痛患者の実に58.6％が腰痛を訴えており、最も多い愁訴となっています。また、腰痛全体の有訴率は25～35％程度で、性別では男性が25％前後、女性が30～40％と女性に多く見られます。年間で国民の約4.5％が腰痛治療のために通院しており、高血圧や糖尿病と並んで多くの国民が治療を必要としている疾患です。

慢性腰痛を放置すると、身体的・精神的な悪循環に陥る危険性があります。痛みが続くことで筋肉の緊張が増し、血流が悪化してさらに痛みが強くなるという身体的な悪循環が生じます。また、痛みへの不安から過度な安静を取るようになり、精神的ストレスが高まって脳機能に不具合が生じ、痛みに対してより敏感になってしまいます。

最悪の場合、下肢の麻痺や排尿・排便障害などの重篤な神経症状が現れる可能性もあります。さらに、仕事や趣味を諦めざるを得なくなり、生活の質が著しく低下してしまう恐れがあります。薬やマッサージで腰痛が根本的に改善することは難しく、痛みで夜中に目が覚めたり、日中の集中力や作業効率の低下を招き、痛みで仕事を休まないといけなくなったり、不定期にぎっくり腰になるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。

慢性腰痛の原因

開院以来、当院には慢性腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、慢性腰痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

慢性腰痛の原因として次のものが挙げられます。

慢性腰痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、慢性腰痛が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。慢性腰痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

慢性腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用による胃腸障害や肝機能への影響があり、根本的な原因解決にはならず対症療法に留まります。

理学療法・運動療法

継続的な通院が必要で時間と費用がかかり、指導者の技術レベルによって効果に差が生じる可能性があります。

装具療法

長期使用により筋力低下を招く恐れがあり、装具への依存性が生じて根本的な改善につながりにくい場合があります。

慢性腰痛を改善するために

まずはあなたの慢性腰痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、慢性腰痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

慢性腰痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。腰のカーブの形状、腰含め、背中や首など背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

慢性腰痛のQ＆A

慢性腰痛は自然に治りますか？

慢性腰痛は3ヶ月以上続く痛みのため、自然治癒は期待できません。適切な治療とセルフケアにより改善は可能ですが、放置すると悪化する可能性が高いです。

慢性腰痛の人がやってはいけないことは？

長時間の同一姿勢、重い物の不適切な持ち上げ、急激な体の動き、過度な安静は避けるべきです。また、痛みを我慢しての激しい運動も禁物です。

急性腰痛と慢性腰痛の違いは何ですか？

急性腰痛は突然発症する激しい痛みで4週間未満、慢性腰痛は3ヶ月以上続く持続的な痛みです。原因や治療アプローチも大きく異なります。

なぜ病院で検査しても原因がわからないのですか？

慢性腰痛の約85％は画像検査で明確な異常が見つからない非特異的腰痛です。筋肉や姿勢、心理的要因が複合的に関与するためです。

慢性腰痛は完治するのでしょうか？

適切な治療により大幅な改善は期待できますが、完治の定義は個人差があります。痛みのない日常生活を送れるレベルまでの改善は十分可能です。

どのような運動をすれば改善しますか？

腰周りの筋力強化、柔軟性改善、体幹安定化運動が効果的です。ただし、個人の状態に応じた適切な運動選択が重要で、専門家の指導が推奨されます。

慢性腰痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと慢性腰痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

慢性腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。