頚肩腕症候群

頚肩腕症候群とは

頚肩腕症候群とは、首から肩、腕にかけて生じる痛み、こり、しびれ、だるさなどの症状の総称です。主にデスクワークや反復作業など、同じ姿勢や動作を長時間続けることで発症する現代病の一つで、明確な病変が見つからないにも関わらず症状が持続するのが特徴です。

IT関連職種の増加に伴い患者数は増加傾向にあります。アメリカの統計を日本の人口比で換算すると約100万人程度の患者がいると推定されており、特に20代から40代の働き世代で症状が増加しています。この症状により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

頚肩腕症候群を放置すると、睡眠障害や自律神経失調症状を併発する可能性があります。症状が慢性化すると治療が困難になり、仕事や家事に大きな支障をきたすようになります。痛覚過敏や半身感覚障害などの重篤な症状に発展する場合もあり、最悪の場合は社会復帰が難しくなることもあります。集中力の低下により仕事の効率が著しく落ち、キャリアにも深刻な影響を与える可能性があります。早期の適切な治療が症状の進行を防ぐ鍵となります。

頚肩腕症候群の原因

開院以来、当院には頚肩腕症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、頚肩腕症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

頚肩腕症候群の原因として次のものが挙げられます。

頚肩腕症候群は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、頚椎関節の可動域減少や首・肩・腕部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、それが頚肩腕症候群となります。パソコン作業により前傾姿勢が長時間続くことで、胸の筋肉が縮み、背中の筋肉が伸びた状態が固定化されます。画面を見下ろす姿勢が続くことで、首が前に突き出し、肩が内側に入り込む不良姿勢が定着し、ストレートネックを併発することも多くあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。頚肩腕症候群なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頚肩腕症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、長期服用による副作用のリスクがあります。また効果が一時的で症状の再発が多く見られます。

理学療法

継続的な通院が必要で時間とコストがかかり、効果の個人差が大きく期待した結果が得られない場合があります。

運動療法

適切な指導なしに行うと症状が悪化する可能性があり、継続するためのモチベーション維持が困難です。

注射療法

効果が一時的で根本的な改善には至らず、繰り返し施術が必要になる場合が多くあります。

頚肩腕症候群を改善するために

まずはあなたの頚肩腕症候群の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、頚肩腕症候群の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

頚肩腕症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎・胸椎・腰椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

頚肩腕症候群のQ＆A

頚肩腕症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な生活習慣の改善により自然治癒することもありますが、慢性化した場合は専門的な治療が必要です。放置すると症状が悪化する可能性が高いため早期の対処をお勧めします。

頚肩腕症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の同一姿勢、重いものを持つ作業、首を急激に動かす動作は避けるべきです。また無理なマッサージや自己流のストレッチは症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

頚肩腕症候群と肩こりの違いは何ですか？

肩こりは主に肩周辺の筋肉の緊張による症状ですが、頚肩腕症候群は首から腕にかけての広範囲な症状で、しびれや脱力感を伴うことが特徴です。症状の範囲と程度に明確な違いがあります。

どのような検査で診断されますか？

レントゲンやMRI検査では異常が見つからないことが多く、症状の範囲や程度、筋肉の硬さなどの理学的検査により総合的に診断されます。握力や背筋力の測定も診断の参考になります。

完治までにどのくらいの期間がかかりますか？

症状の程度や個人差により大きく異なりますが、軽度の場合は数週間から数ヶ月、慢性化した場合は半年以上かかることもあります。早期治療開始が回復期間短縮の鍵となります。

再発を防ぐ方法はありますか？

正しい姿勢の維持、定期的な運動、ストレス管理、作業環境の改善が重要です。特にデスクワーク中の姿勢や休憩の取り方を見直すことで再発リスクを大幅に減らすことができます。

仕事を続けながら治療できますか？

多くの場合、仕事を続けながら治療することは可能です。ただし作業環境の改善や休憩の取り方の見直しが必要で、症状が重い場合は一時的な作業制限が必要になることもあります。

手術が必要になることはありますか？

頚肩腕症候群自体で手術が必要になることは稀ですが、根本的な原因として頚椎椎間板ヘルニアなどの構造的問題がある場合は手術適応となることがあります。多くは保存的治療で改善可能です。

頚肩腕症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと頚肩腕症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

頚肩腕症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。