気管支喘息

気管支喘息とは

気管支喘息とは、呼吸の通り道である気道に慢性的な炎症が起こり、様々な刺激に対して気道が過敏に反応してしまう病気です。症状がない時でも気道に炎症が続いており、ダニやホコリ、気温の変化、ストレスなどの刺激によって気道が狭くなります。

咳や息苦しさ、胸の奥で「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音（喘鳴）が出る発作的な症状を繰り返すのが特徴です。特に夜間から早朝にかけて症状が悪化しやすく、日常生活に大きな支障をきたします。

厚生労働省の患者調査によると、国内の喘息患者数は約117万人と報告されています。日本全体では約1000万人（有病率8%）が喘息を患っているとされ、決して珍しい病気ではありません。

気管支喘息を放置すると、慢性的な炎症が長期間続くことで「気道リモデリング」という現象が起こります。これは気道の壁が厚くなり、元の状態に戻りにくくなる変化です。

一度進行すると治療が効きにくくなり症状が重症化してしまいます。さらに進行すると、軽度の炎症でも気道過敏性が高まり、些細な刺激でも発作が起きやすくなります。

最悪の場合、重篤な発作による呼吸困難から意識低下やチアノーゼを起こし、24時間以上続く喘息重責状態となって生命に関わる危険性もあります。子供の場合は肺の発育が不十分になる可能性もあるため、早期の対処が重要です。

気管支喘息の原因

開院以来、当院には気管支喘息でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、気管支喘息の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

気管支喘息の原因として次のものが挙げられます。

気管支喘息はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、気道の慢性炎症や気道過敏性の亢進、気道の狭窄などが発生し、喘息症状が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。気管支喘息でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

気管支喘息への対応として、次のようなものが一般的です。

吸入ステロイド薬

気道の慢性炎症を抑制し、発作の予防を目的とした長期管理薬として使用されます。しかし長期使用により口腔カンジダ症や声のかすれなどの副作用が起こる可能性があり、正しい吸入方法の習得と継続が必要です。

気管支拡張薬

気道の筋肉の収縮を緩和し、狭くなった気道を広げることで呼吸を楽にします。しかし頻繁な使用により効果が減弱することがあり、根本的な炎症治療にはならないため対症療法に留まります。

抗アレルギー薬

アレルギー反応を抑制し、アレルゲンによる気道炎症の悪化を防ぎます。しかし眠気や口の渇きなどの副作用があり、効果が現れるまでに時間がかかることが多いです。

分子標的薬

重症喘息に対して、特定の炎症物質をターゲットとした新しい治療薬が使用されます。しかし高額な治療費がかかり、注射による投与が必要で、感染症のリスクが高まる可能性があります。

テオフィリン製剤

気管支拡張作用と抗炎症作用を併せ持つ薬剤で、他の薬との併用で効果を発揮します。しかし血中濃度の管理が必要で、濃度が高すぎると吐き気や動悸などの副作用が現れることがあります。

気管支喘息を改善するために

当院では、気管支喘息の根本的な改善を目指します。薬物療法だけでは対処できない身体の構造的な問題にアプローチし、自然治癒力を高めることで症状の改善を図ります。

姿勢の歪みや背骨の可動域制限が呼吸機能に与える影響を詳しく検査し、一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。呼吸に関わる筋肉や神経の調整により、気道の機能を正常化させることが可能です。

また、生活習慣の改善指導も重要な要素です。ストレス管理や環境要因の除去、適切な運動方法など、総合的なアプローチで症状の改善を目指します。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、気管支喘息の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では5種類の独自検査で症状の原因を探り、豊富な経験を持つ2名のカイロプラクターが多角的な視点で改善事例を比較検討します。最短・最速で改善するための根拠を目に「見える化」し、先を見据えた治療計画に沿って毎回の治療を進めていきます。

オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得した院長が、25年間で17万人の施術実績を活かし、赤ちゃんからご高齢の方まで安心して受けられる体に優しい施術を提供します。

男女のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できるのも大きな強みです。完全予約制で待ち時間もなく、三鷹駅から徒歩2分の好立地で通いやすさにもこだわっています。

気管支喘息と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

気管支喘息のQ＆A

気管支喘息は自然に治りますか？

小児喘息の場合は成長とともに症状が軽快することもありますが、成人喘息は慢性疾患のため自然治癒は期待できません。適切な治療により症状のコントロールは可能です。

気管支喘息の人がやってはいけないことは？

喫煙、アレルゲンへの暴露、急激な温度変化、過度な運動、ストレスの蓄積は避けるべきです。また、自己判断での薬の中断も症状悪化の原因となります。

咳喘息と気管支喘息の違いは何ですか？

咳喘息は喘鳴を伴わない乾いた咳が主症状で、気管支喘息の前段階とされています。適切な治療を行わないと気管支喘息に移行する可能性があります。

喘息の薬は一生飲み続けなければいけませんか？

症状が安定していても気道の炎症は続いているため、医師の指導のもと長期的な管理が必要です。自己判断での中断は発作の再発リスクを高めます。

運動をしても大丈夫ですか？

適切な治療により症状がコントロールされていれば、運動は可能です。ただし、運動前の薬剤使用や運動強度の調整について医師と相談することが重要です。

喘息は遺伝しますか？

遺伝的要因は関与しますが、必ずしも遺伝するわけではありません。家族歴がある場合は発症リスクが高くなるため、早期の予防と管理が大切です。

大人になってから突然発症することはありますか？

成人発症喘息は珍しくありません。特に35歳以降に新たに発症する方が増える傾向にあり、環境要因やストレスが引き金となることが多いです。

市販薬で症状を抑えることはできますか？

市販の咳止め薬は気道の炎症に対して根本的な効果がなく、症状の一時的な緩和に留まります。適切な診断と処方薬による治療が必要です。

喘息発作が起きた時の応急処置は？

まず落ち着いて楽な姿勢を取り、処方された気管支拡張薬を使用します。症状が改善しない場合は速やかに医療機関を受診することが重要です。

完治する可能性はありますか？

現在の医学では完治は困難ですが、適切な治療により症状を十分にコントロールし、健康な人と変わらない生活を送ることは可能です。

気管支喘息で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

気管支喘息は確かに慢性的な疾患ですが、適切なアプローチにより症状の大幅な改善が期待できます。当院では薬物療法だけでは解決できない根本的な問題に着目し、身体の構造と機能を正常化することで自然治癒力を高めます。

一人で悩まず、まずは当院の検査を受けてみませんか。症状の原因が分かれば不安がなくなり、元気で新しいことにチャレンジできる楽しい毎日を送ることができるようになります。