O脚

O脚とは

O脚とは、両足の内くるぶしを揃えて真っ直ぐ立った時に、膝の内側同士が接触せずに隙間ができてしまう状態のことです。脚全体の形がアルファベットの「O」の字のように見えることからO脚と呼ばれています。人間の下肢は大腿骨、脛骨、腓骨で構成され、正常な状態では適切なアライメントを保っています。

O脚では特に膝関節の内反変形が生じ、膝の内側に過度な負担がかかる状態となります。現代のデスクワーク中心の生活環境や運動不足により、成人女性の約30-40%程度が何らかの程度でO脚の傾向があると推定されます。特に20代から40代の女性でO脚の悩みが増加傾向にあり、美容的な観点からも多くの方が気にされている症状です。この状態により膝関節への負担が大きくなり、将来的な関節の問題を引き起こす可能性があります。

O脚を放置すると、膝関節の内側に過度な負担がかかり続けることで軟骨の摩耗が進行し、変形性膝関節症を発症するリスクが高まります。症状が進行すると膝の痛みや腫れ、可動域制限が生じ、日常生活での歩行や階段の昇降が困難になる可能性があります。さらに膝をかばうことで腰痛や股関節痛などの二次的な問題も引き起こします。最悪の場合、関節の破壊が進んで人工関節置換術が必要になったり、歩行困難により寝たきりの状態に至ることもあります。見た目の問題だけでなく、将来の健康に大きな影響を与える可能性があるため、早期の対処が重要です。

O脚の原因

開院以来、当院にはO脚でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、O脚の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

O脚の原因として次のものが挙げられます。

O脚は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、膝関節の位置関係や筋肉バランスの異常などが発生し、O脚が発症します。長時間のデスクワークや不適切な座り方、歩き方の癖などが筋肉のバランスを崩し、O脚を助長する要因となることが多く見られます。太ももの内側と外側の筋力バランスが崩れることで、膝関節の位置関係に影響を与え、O脚の原因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。O脚なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

O脚への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛みや炎症がある場合は消炎鎮痛剤や関節内注射などの薬物治療を行います。対症療法であり根本治療ではなく、副作用のリスクや長期使用による胃腸障害や肝機能への影響が懸念されます。また、根本原因の解決にはなりません。

手術療法

重度の変形や症状がある場合は、骨切り術や人工関節置換術などの外科的治療を検討します。手術に伴うリスクや合併症の可能性があり、術後の回復期間も長期間必要となります。また、費用負担も大きくなります。

運動療法・装具療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な努力が必要です。また、不適切な運動により症状が悪化するリスクもあります。装具の装着による不快感や皮膚トラブルが生じることがあり、根本的な改善ではなく対症療法に留まります。

O脚を改善するために

まずはあなたのO脚の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、O脚の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

O脚と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。膝関節のアライメント、下肢全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

O脚のQ＆A

O脚は自然に治りますか？

生理的なO脚は成長とともに自然改善することがありますが、成人のO脚は適切なアプローチなしに自然治癒することは困難です。早期の対処が重要となります。

O脚の人がやってはいけないことは？

内股歩きや横座り、足を組む習慣は避けるべきです。また、膝に過度な負担をかける激しいスポーツや重量物の持ち上げにも注意が必要です。

O脚と変形性膝関節症の関係は？

O脚は膝関節の内側に負担を集中させるため、変形性膝関節症の発症リスクを高める要因となります。早期の改善が予防につながります。

O脚の改善に効果的な運動はありますか？

太ももの内側筋群の強化や股関節周囲の柔軟性改善が効果的ですが、個人の状態に応じた適切な運動プログラムが必要です。

O脚は遺伝しますか？

骨格の形状には遺伝的要素がありますが、生活習慣や姿勢の改善により予防や改善が可能です。遺伝だからと諦める必要はありません。

O脚の手術は必要ですか？

軽度から中等度のO脚であれば、保存的治療で改善が期待できます。手術は重度の変形や他の治療で効果が得られない場合の最終選択肢です。

O脚用のインソールは効果がありますか？

適切に作製されたインソールは足部のアライメント改善に効果がありますが、根本的な筋肉バランスの改善も併せて行うことが重要です。

O脚が原因で他の部位に影響はありますか？

O脚により膝をかばう動作が続くと、腰痛や股関節痛、足首の問題など全身のバランスに影響を与える可能性があります。

O脚の進行を止める方法はありますか？

適切な姿勢の維持、筋力バランスの改善、生活習慣の見直しにより進行を抑制することが可能です。早期の対処が効果的です。

O脚の治療期間はどのくらいかかりますか？

個人差がありますが、継続的な取り組みにより3-6ヶ月程度で改善の兆候が見られることが多く、完全な改善には1年程度を要する場合もあります。

O脚で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとO脚は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

O脚は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。