前立腺肥大症

前立腺肥大症とは

前立腺肥大症とは、膀胱の出口にあるクルミ大の前立腺が年齢とともに大きくなり、尿道を圧迫することで排尿に関するさまざまな症状が現れる病気です。前立腺の内側部分が肥大することで、尿が出にくくなったり、頻繁にトイレに行きたくなったりする症状が生じます。50歳を過ぎると急激に患者数が増える男性特有の疾患で、適切な治療により改善が期待できる良性の病気です。

厚生労働省の患者調査によると、国内の前立腺肥大症の総患者数は約108万人と推計されており、50歳以上では2人に1人が発症するといわれています。80歳までに日本人男性の約8割が発症しているという統計もあり、現代社会における重要な健康問題となっています。

前立腺肥大症を放置すると、まず頻尿が悪化し、最終的には完全に尿が出なくなる「尿閉」という危険な状態に陥る可能性があります。尿閉になると自力での排尿が不可能となり、尿道にカテーテルを挿入する緊急処置が必要となります。さらに、残尿量が多い状態が続くと、膀胱から腎臓へと逆流が起こり、水腎症から腎機能障害を引き起こすことがあります。この状態が進行すると生命に危険を及ぼすこともあり、膀胱結石や血尿などの合併症も発生する可能性があります。

前立腺肥大症の原因

開院以来、当院には前立腺肥大症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、前立腺肥大症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

前立腺肥大症の原因として次のものが挙げられます。

前立腺肥大症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、前立腺の肥大と尿道の圧迫、神経系の機能低下などが発生し、排尿障害が発症します。特に骨盤の歪みや背骨のズレにより神経伝達が阻害され、前立腺の機能が低下することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。前立腺肥大症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

前立腺肥大症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

継続的な服用が必要で、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。また、血圧低下などの副作用が現れる場合があり、根本的な改善ではなく症状の緩和にとどまることが多いです。薬に依存することで自然治癒力の低下も懸念されます。

手術治療

全身麻酔や腰椎麻酔が必要で、出血や感染症のリスクがあります。術後に尿失禁や射精障害、勃起障害などの合併症が生じる可能性があり、入院期間も4～7日程度必要となります。身体への負担が大きく、費用も高額になります。

生活指導

効果が限定的で、症状の根本的な改善には至らないことが多く、継続的な自己管理が求められます。具体的な改善方法が不明確で、患者自身の努力に依存する部分が大きいため、継続が困難な場合があります。

前立腺肥大症を改善するために

まずはあなたの前立腺肥大症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、前立腺肥大症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

前立腺肥大症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。骨盤や腰椎の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

前立腺肥大症のQ＆A

前立腺肥大症は自然に治りますか？

前立腺肥大症は進行性の疾患のため、自然治癒は期待できません。しかし、適切な施術と生活習慣の改善により症状の軽減は可能です。

前立腺肥大症の人がやってはいけないことは？

長時間の座位、過度のアルコール摂取、カフェインの大量摂取、冷えは症状を悪化させる可能性があるため控えることをお勧めします。

前立腺肥大症と前立腺がんの違いは何ですか？

前立腺肥大症は良性疾患で、前立腺の内腺が大きくなる病気です。前立腺がんとは全く異なる病態で、肥大症ががんになることはありません。

薬を飲み続けないといけないのでしょうか？

薬物療法は対症療法であり、根本改善ではありません。当院では身体の根本的なバランスを整えることで、薬に頼らない改善を目指しています。

手術以外の治療法はありますか？

カイロプラクティックによる神経系の調整と骨盤の歪み矯正により、前立腺周辺の血流改善と神経機能の正常化を図ることが可能です。

前立腺肥大症は完治しますか？

完治の定義は難しいですが、適切な施術により症状の大幅な改善と日常生活の質の向上は十分に期待できます。

前立腺肥大症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと前立腺肥大症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

前立腺肥大症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。