中途覚醒

中途覚醒とは

中途覚醒とは、一度眠りについた後に夜中に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか眠りに戻れない状態のことです。通常の睡眠では深い眠りと浅い眠りを90分から120分の周期で繰り返しますが、中途覚醒が起こると浅い眠りの時に覚醒しやすくなり、質の良い睡眠が取れなくなります。

厚生労働省の調査によると、日本人成人の不眠症状の中で中途覚醒は最も多く見られる症状です。特に中高年や高齢者に多く、加齢とともに眠りが浅くなることで中途覚醒を経験する人が増加しています。成人の約20％が何らかの不眠症状を抱えており、その中でも中途覚醒は最も頻度の高い症状として報告されています。

中途覚醒を放置すると、慢性的な睡眠不足により日中の集中力や判断力が著しく低下し、仕事や学業に深刻な影響を与えます。また、免疫力の低下により感染症にかかりやすくなり、心血管疾患や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高まります。さらに、睡眠不足によるストレスの蓄積がうつ病や不安障害などの精神疾患を引き起こす可能性があり、最悪の場合、社会生活が困難になり、人間関係の破綻や職場での問題が深刻化する恐れがあります。

中途覚醒の原因

開院以来、当院には中途覚醒でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、中途覚醒の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

中途覚醒の原因として次のものが挙げられます。

中途覚醒は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の乱れや体内時計の狂い、睡眠ホルモンの分泌異常などが発生し、中途覚醒が発症します。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れ、睡眠の質が低下することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。中途覚醒なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

中途覚醒への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

睡眠導入薬や抗不安薬を処方し、脳内の神経伝達物質を調整することで睡眠を促進します。しかし長期間の使用により依存性や耐性が生じる可能性があり、薬を止めた際の反跳性不眠のリスクがあります。また、日中の眠気や記憶障害などの副作用が現れることもあります。

睡眠衛生指導

規則正しい生活リズムの確立、寝室環境の改善、就寝前の行動の見直しなどを指導します。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、患者自身の継続的な努力と意識改革が必要で、すぐに結果を求める人には向かない場合があります。

認知行動療法

睡眠に対する不安や誤った認識を修正し、適切な睡眠習慣を身につけるための心理療法を行います。しかし専門的な治療者が必要で、治療期間が長期にわたることが多く、患者の積極的な参加と継続的な取り組みが不可欠です。

原疾患の治療

睡眠時無呼吸症候群や他の身体疾患が原因の場合、その根本的な治療を行います。しかし原因となる疾患の特定に時間がかかることがあり、複数の検査や専門医への紹介が必要になる場合があります。

中途覚醒を改善するために

まずはあなたの中途覚醒の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、中途覚醒の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

中途覚醒と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

中途覚醒のQ＆A

中途覚醒は自然に治りますか？

軽度の中途覚醒は生活習慣の改善により自然に改善することもありますが、慢性化している場合は適切な治療が必要です。原因を特定し、根本的なアプローチを行うことが重要です。

中途覚醒の人がやってはいけないことは？

就寝前のアルコール摂取、カフェインの過剰摂取、不規則な生活リズム、寝室でのスマートフォン使用は避けるべきです。これらは睡眠の質をさらに悪化させる可能性があります。

睡眠薬を飲み続けても大丈夫ですか？

長期間の睡眠薬使用は依存性や耐性のリスクがあります。医師の指導の下で適切に使用し、根本的な原因の改善を並行して行うことが大切です。薬に頼らない治療法も検討しましょう。

中途覚醒とうつ病の関係はありますか？

中途覚醒はうつ病の症状の一つとして現れることがあり、また慢性的な睡眠不足がうつ病を引き起こすこともあります。相互に影響し合う関係にあるため、両方の症状に注意が必要です。

何科を受診すればよいですか？

まずは内科や精神科、心療内科を受診することをお勧めします。睡眠外来がある病院であれば、より専門的な診断と治療を受けることができます。原因に応じて適切な科を紹介してもらえます。

中途覚醒を完治させることはできますか？

原因によっては完治も可能です。ストレスや生活習慣が原因の場合は改善しやすく、身体的疾患が原因の場合もその治療により大幅な改善が期待できます。

中途覚醒で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと中途覚醒は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

中途覚醒は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。