自律神経失調症

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、私たちの意思とは関係なく働いている自律神経のバランスが崩れることで起こる様々な症状の総称です。自律神経は心臓の拍動、呼吸、消化、体温調節など生命維持に必要な機能をコントロールしています。

この自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、通常はバランスを保って働いています。しかし、ストレスや生活習慣の乱れなどによってこのバランスが崩れると、全身に多様な不調が現れるのです。

厚生労働省の調査によると、日本では自律神経失調症と診断された人は約65万人とされています。しかし、潜在的な患者数はその10倍の約650万人と推定されており、日本人の約5％以上の人がこの症状に悩んでいると考えられています。

自律神経失調症を放置すると、症状が慢性化し日常生活に深刻な支障をきたします。睡眠障害が悪化し、疲労の蓄積により免疫力が低下、感染症にかかりやすくなってしまいます。

また、うつ病や不安障害などの精神的な疾患を併発するリスクが高まります。集中力の低下により仕事のパフォーマンスが著しく落ち、人間関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。

最悪の場合、社会復帰が困難になったり、仕事を失うなど生活基盤そのものが脅かされる可能性もあるのです。症状を軽視せず、早期の対処が重要です。

自律神経失調症の原因

開院以来、当院には自律神経失調症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、自律神経失調症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

自律神経失調症の原因として次のものが挙げられます。

自律神経失調症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

現代社会では夜勤や不規則な勤務、睡眠不足などにより体内時計が狂い、自律神経のバランスが崩れやすくなっています。また、仕事や人間関係のストレス、環境の変化なども自律神経に過度な負担をかけます。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。自律神経失調症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

自律神経失調症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な解決にはならず、薬に依存する可能性があります。また副作用として眠気や倦怠感が現れることがあります。

生活指導

理想的な生活を送ることが現実的に困難な場合が多く、継続が難しいのが現状です。

心理療法

効果が現れるまでに時間がかかり、専門医が少ないため受診までに時間を要することがあります。

検査による除外診断

多くの検査を受けても原因が特定されず、患者の不安が増大することがあります。

自律神経失調症を改善するために

まずはあなたの自律神経失調症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、自律神経失調症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

自律神経失調症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎・胸椎・腰椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

自律神経失調症のQ＆A

自律神経失調症は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療とケアが必要です。放置すると慢性化する可能性が高いため、早期の対処が重要です。

自律神経失調症の人がやってはいけないことは？

過度な飲酒、喫煙、カフェインの大量摂取、不規則な生活、過度なストレスを避けることが大切です。また、無理な運動や極端なダイエットも症状を悪化させる可能性があります。

自律神経失調症と更年期障害の違いは何ですか？

更年期障害は女性ホルモンの減少が主な原因ですが、自律神経失調症はより広範囲な要因で起こります。症状は似ていますが、年齢や性別に関係なく発症するのが自律神経失調症の特徴です。

どのくらいの期間で改善されますか？

個人差がありますが、適切な治療を受けた場合、軽度なら数週間から数ヶ月、重度の場合は半年から1年程度かかることが多いです。継続的なケアが改善の鍵となります。

自律神経失調症でも仕事を続けられますか？

症状の程度によりますが、適切な治療と職場環境の調整により、多くの方が仕事を続けることができます。無理をせず、段階的に活動レベルを上げることが重要です。

食事で気をつけることはありますか？

規則正しい食事時間を心がけ、バランスの良い栄養摂取が大切です。特にビタミンB群やマグネシウムを含む食品を積極的に摂取し、カフェインや糖分の過剰摂取は控えましょう。

運動はした方がよいですか？

適度な有酸素運動は自律神経のバランスを整える効果があります。ウォーキングやヨガなど、無理のない範囲で継続できる運動から始めることをお勧めします。

自律神経失調症は完治しますか？

適切な治療とライフスタイルの改善により、症状の大幅な改善や完治は可能です。ただし、体質的な要因もあるため、予防的なケアを継続することが再発防止に重要です。

ストレスとの関係はどの程度ありますか？

ストレスは自律神経失調症の主要な原因の一つです。慢性的なストレスは自律神経のバランスを大きく乱すため、ストレス管理は治療において非常に重要な要素となります。

自律神経失調症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと自律神経失調症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

自律神経失調症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。