アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹が慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の病気です。皮膚のバリア機能が弱い体質の人が、汗やアレルゲンなどの刺激を受けることで皮膚が過剰反応を起こし、かゆみや赤い湿疹などの炎症症状が現れます。

アレルギー体質の家族がいる場合や、本人が喘息やアレルギー性鼻炎などを持っている場合に発症しやすいとされています。厚生労働省の患者調査によると、日本のアトピー性皮膚炎患者数は2020年の調査では125万3000人に上るとされており、現代社会における重要な健康問題となっています。

アトピー性皮膚炎を放置すると、皮膚のバリア機能がさらに低下し、細菌、真菌、ウイルス感染症にかかりやすくなります。黄色ブドウ球菌の感染によるとびひや、皮膚の深い部分に炎症が起こる蜂窩織炎などを引き起こす可能性があります。

また、ヘルペスウイルスによるカポジ水痘様発疹症も発症しやすくなります。重症化すると目の合併症として眼瞼炎、結膜炎、白内障、網膜剥離などを引き起こすこともあり、最悪の場合は死に至る可能性もあります。さらに、かゆみによる睡眠不足や集中力低下により、仕事や日常生活に深刻な影響を与え続けることになります。

アトピー性皮膚炎の原因

開院以来、当院にはアトピー性皮膚炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、アトピー性皮膚炎の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

アトピー性皮膚炎の原因として次のものが挙げられます。

アトピー性皮膚炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、皮膚の炎症反応や免疫システムの異常反応が発生し、アトピー性皮膚炎が発症します。それは人によって違い、単に薬を塗ったり保湿をするだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。アトピー性皮膚炎でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

アトピー性皮膚炎への対応として、次のようなものが一般的です。

ステロイド外用薬

炎症を抑える効果があり、湿疹やかゆみの症状を改善する外用薬として処方されます。しかし長期間使用すると皮膚の萎縮や毛細血管拡張などの副作用が現れる可能性があり、特に顔面では注意が必要です。また、急に中止すると症状が悪化するリバウンド現象が起こることがあります。

タクロリムス軟膏

免疫抑制作用により炎症を抑制する外用薬で、特に顔や首などの敏感な部位に使用されます。しかし使用初期に灼熱感や刺激感を感じることがあり、紫外線に対する感受性が高まるため日光への注意が必要です。

保湿剤

皮膚のバリア機能を補強し、乾燥を防ぐために継続的に使用される外用薬です。しかし継続的な使用が必要で、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。また、製品によっては皮膚に合わない場合があります。

抗ヒスタミン薬

かゆみを抑える目的で内服薬として処方され、特に夜間のかゆみ対策に使用されます。しかし眠気や倦怠感などの副作用が現れることがあり、日中の活動に影響を与える可能性があります。

バイオ医薬品

重症例に対して、症状の原因となるサイトカインの働きを抑える注射薬が使用されます。しかし高額な治療費がかかり、注射による治療のため通院の負担があります。また、免疫抑制作用により感染症のリスクが高まる可能性があります。

アトピー性皮膚炎を改善するために

当院では、アトピー性皮膚炎の根本的な改善を目指すため、体全体のバランスを整えることに重点を置いています。皮膚の症状だけでなく、自律神経の調整や血液循環の改善、免疫システムの正常化を図ります。

カイロプラクティックによる施術で背骨の歪みを整え、神経系の働きを正常化することで、体の自然治癒力を高めます。また、生活習慣の改善指導も行い、症状の再発を防ぐための体づくりをサポートします。

当院の特徴

当院では、オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得した院長が、25年間で17万人の施術実績を活かして治療にあたります。初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

5種類の独自検査で症状の原因を特定し、一人ひとりに最適化された治療計画を提案します。男女のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できる安心感があります。また、赤ちゃんからご高齢の方まで安全に受けられる優しい施術を行っており、音が鳴らない施術も選択可能です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

アトピー性皮膚炎のQ＆A

アトピー性皮膚炎は自然に治りますか？

乳幼児期に発症した場合は成長とともに自然に改善することが多いですが、成人型の場合は慢性化しやすく、適切な治療とケアが必要です。

アトピー性皮膚炎の人がやってはいけないことは？

患部を掻きむしる、熱いお湯での入浴、刺激の強い石鹸の使用、ストレスの蓄積、不規則な生活習慣は症状を悪化させるため避けるべきです。

ステロイドを使い続けても大丈夫ですか？

医師の指導のもと適切に使用すれば安全性は高いですが、長期使用時は副作用に注意し、定期的な医師との相談が重要です。

アトピー性皮膚炎は完治するのでしょうか？

現在のところ完全な治癒は困難ですが、適切な治療により症状をコントロールし、日常生活に支障のない状態を維持することは可能です。

食事制限は本当に効果がありますか？

特定の食物がアレルゲンとなっている場合は効果的ですが、過度な制限は栄養バランスを崩すため、医師と相談して判断することが大切です。

遺伝するのでしょうか？

アトピー素因は遺伝的要因が関与しますが、必ずしも子供に発症するわけではなく、環境要因も大きく影響します。

大人になってから発症することはありますか？

成人期に初めて発症するケースもあり、ストレスや生活環境の変化が引き金となることが多く見られます。

症状が悪化する季節はありますか？

個人差がありますが、一般的に乾燥する冬季や花粉の多い春季、汗をかきやすい夏季に症状が悪化しやすい傾向があります。

妊娠・出産への影響はありますか？

妊娠中はホルモンバランスの変化により症状が変動することがありますが、適切な治療により母子ともに健康な出産が可能です。

他のアレルギー疾患との関係はありますか？

喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどと併発することが多く、これらは「アレルギーマーチ」と呼ばれる関連性があります。

アトピー性皮膚炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

アトピー性皮膚炎の改善は一朝一夕にはいきませんが、根本的な体質改善により症状をコントロールできるようになります。当院では、あなたの症状に真剣に向き合い、最適な治療計画を提案いたします。

薬に頼らない自然な改善を目指し、健康で快適な毎日を取り戻しましょう。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。