無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まったり浅くなったりを繰り返す病気です。10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上起こる状態を指します。この状態が続くと体に十分な酸素が供給されず、様々な健康問題を引き起こします。

日本国内の睡眠時無呼吸症候群の潜在患者数は、2019年の報告では940万人以上と推計されています。これは成人男性の10人に1人という高い割合です。しかし、実際に治療を受けているのは65万人程度に留まっており、多くの方が見過ごされているのが現状です。

睡眠時無呼吸症候群を放置すると、高血圧、心不全、脳卒中、糖尿病などの生命に関わる合併症のリスクが高まります。また、日中の強い眠気により交通事故や労働災害を起こす危険性が増加し、仕事の効率低下や社会生活への支障をきたします。重度の場合は寿命の短縮につながる可能性もあります。さらに家族関係にも影響を与え、いびきによって配偶者の睡眠も妨げられ、夫婦関係の悪化を招くこともあります。最悪の場合、外出することさえ困難になり、社会復帰が難しくなる可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群の原因

開院以来、当院には睡眠時無呼吸症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、睡眠時無呼吸症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

睡眠時無呼吸症候群の原因として次のものが挙げられます。

睡眠時無呼吸症候群は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、気道の狭窄や閉塞、呼吸筋の機能低下などが発生し、睡眠時無呼吸症候群が発症します。首回りに脂肪が蓄積することで気道が狭くなったり、あごが小さい・後退している場合に舌が気道を塞ぎやすくなったりします。また、年齢とともに気道周辺の筋肉が弱くなり、睡眠中に気道が閉塞しやすくなることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。睡眠時無呼吸症候群なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

睡眠時無呼吸症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

CPAP療法

鼻マスクを装着し、圧力をかけた空気を送り込んで気道を開く治療法です。しかし機械の音が気になる、マスクの装着感に慣れない、旅行時の持ち運びが困難、根本的な治療ではないため継続使用が必要などの問題があります。

マウスピース療法

下あごを前方に移動させるマウスピースを装着し、気道を広げる方法です。しかし装着時の違和感、あごの痛み、歯への負担、効果に個人差があることが挙げられます。

外科手術

扁桃腺摘出やあごの骨を移動させる手術により、物理的に気道を広げる治療です。しかし手術リスク、術後の痛みや腫れ、効果が永続的でない場合がある、費用が高額になることがあります。

生活習慣の改善指導

減量、禁酒、禁煙、睡眠姿勢の改善などの生活指導が行われます。しかし具体的な改善方法が不明確で、患者自身の努力に依存する部分が大きく、継続が困難な場合があります。

睡眠時無呼吸症候群を改善するために

まずはあなたの睡眠時無呼吸症候群の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、睡眠時無呼吸症候群の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

睡眠時無呼吸症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群のQ＆A

睡眠時無呼吸症候群は自然に治りますか？

根本的な原因（肥満、骨格的問題など）が改善されない限り、自然治癒は困難です。適切な治療と生活習慣の改善が必要です。

睡眠時無呼吸症候群の人がやってはいけないことは？

飲酒、喫煙、睡眠薬の常用は症状を悪化させます。また仰向けでの睡眠や過度な疲労も避けるべきです。

いびきと睡眠時無呼吸症候群の違いは何ですか？

いびきは気道の振動音ですが、無呼吸症候群は実際に呼吸が止まる病気です。いびきは無呼吸の前段階として現れることがあります。

軽度の場合でも治療は必要ですか？

軽度でも放置すると進行する可能性があり、日常生活への影響もあるため、早期の対処をお勧めします。

女性でも睡眠時無呼吸症候群になりますか？

男性に多い傾向がありますが、女性でも発症します。特に閉経後は女性ホルモンの影響で発症リスクが高まります。

子どもでも発症することはありますか？

アデノイドや扁桃腺の肥大により、子どもでも発症することがあります。成長や学習に影響するため注意が必要です。

治療期間はどのくらいかかりますか？

原因や重症度により異なりますが、根本的な改善には数ヶ月から数年かかる場合があります。継続的な取り組みが重要です。

完治することは可能ですか？

原因によっては完治も可能です。肥満が原因の場合は減量により、構造的問題は適切な治療により大幅な改善が期待できます。

薬で治すことはできませんか？

現在のところ、睡眠時無呼吸症候群を根本的に治す薬はありません。対症療法や原因に応じた総合的なアプローチが必要です。

検査は痛みを伴いますか？

自宅で行う簡易検査は痛みを伴いません。センサーを体に貼り付けるだけで、普段通りに眠るだけで検査が可能です。

睡眠時無呼吸症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと睡眠時無呼吸症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

睡眠時無呼吸症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。