足関節捻挫

足関節捻挫とは

足関節捻挫とは、足首の関節を支えている靭帯が無理に引き伸ばされたり、部分的に切れたりする怪我のことです。多くの場合、足首を内側に強く捻ることで外側の靭帯が損傷します。

スポーツ中の着地や日常生活での段差でのつまずきなどが原因となることが多く、痛みや腫れ、歩行困難などの症状が現れます。スポーツ傷害統計によると、足関節捻挫は全スポーツ外傷の約11％を占めており、手・指の損傷に次いで2番目に多い外傷です。特に10代後半から30代のスポーツ活動が盛んな年代での発生が多く、女性の方が男性より発生率が高いことが明らかになっています。この怪我により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

足関節捻挫を適切に治療せずに放置すると、慢性足関節不安定症という状態に陥る可能性があります。これにより足首のグラつきや再発を繰り返し、最終的には関節軟骨の損傷や変形性関節症へと進行する恐れがあります。また、足首の機能低下により膝や腰への負担が増加し、全身のバランスが崩れて他の部位にも痛みが生じる可能性があります。競技復帰が困難になったり、日常生活での歩行にも支障をきたすような重篤な後遺症が残ることもあります。一度損傷した靭帯は完全に元の状態に戻ることは難しく、適切な治療を受けなければ慢性的な問題として残り続けてしまいます。

足関節捻挫の原因

開院以来、当院には足関節捻挫でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、足関節捻挫の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

足関節捻挫の原因として次のものが挙げられます。

足関節捻挫は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、足関節の靭帯損傷や関節の可動域減少、足首周りの筋肉・筋膜の緊張などが発生し、それが足関節捻挫となります。バスケットボールやバレーボールなどのジャンプ競技で、着地時に足首が内側に捻られることで発生することが多く、一度損傷した靭帯は完全な回復が困難で、適切な治療を行わないと慢性的な不安定性を残すことになります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。足関節捻挫なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足関節捻挫への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・固定

長期間の固定により筋力低下や関節拘縮が生じ、回復に時間がかかる場合があります。固定期間中の筋肉の萎縮や関節の硬直により、本来の機能回復が遅れる可能性があります。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬の効果が切れると症状が再発することがあります。長期使用による副作用のリスクもあり、根本的な靭帯の修復には直接的な効果は期待できません。

理学療法

継続的な通院が必要で、効果が現れるまでに時間がかかり、患者の負担が大きくなります。正しい方法を習得するまでに時間がかかり、間違った方法では症状が悪化する可能性もあります。

足関節捻挫を改善するために

まずはあなたの足関節捻挫の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、足関節捻挫の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

足関節捻挫と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。足関節の可動域検査、靭帯の損傷程度の確認、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな動作で症状が悪化するかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

足関節捻挫のQ＆A

足関節捻挫は自然に治りますか？

軽度の捻挫であれば自然治癒も可能ですが、適切な処置を行わないと慢性的な不安定性や再発のリスクが高まります。早期の適切な治療が重要です。

足関節捻挫の人がやってはいけないことは？

受傷直後の温熱療法、無理な歩行、アルコール摂取は避けてください。また、痛みを我慢してスポーツを続けることは症状を悪化させる可能性があります。

何度も捻挫を繰り返すのはなぜですか？

初回の捻挫が完全に治癒していない場合、靭帯の緩みや固有感覚の低下により足首の安定性が損なわれ、再発しやすい状態になってしまうためです。

完治までにどのくらいの期間がかかりますか？

軽度であれば2-3週間、中等度で4-6週間、重度の場合は3ヶ月以上かかることもあります。ただし、適切な治療により期間短縮が可能です。

スポーツにいつから復帰できますか？

痛みがなく、足首の可動域と筋力が回復し、競技特有の動作が問題なく行えるようになってからの復帰が安全です。通常4-8週間程度が目安となります。

手術をしないで治す方法はありますか？

多くの足関節捻挫は保存的治療で改善可能です。適切な固定、理学療法、カイロプラクティック治療などの組み合わせにより手術を避けることができます。

捻挫の程度はどうやって判断しますか？

痛みの程度、腫れの状態、歩行能力、関節の安定性などを総合的に評価します。必要に応じてレントゲンやMRI検査を行い、正確な診断を行います。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

足首周りの筋力強化、バランス訓練、適切な靴の選択、ウォーミングアップの徹底などが重要です。また、完全に治癒するまで無理をしないことが大切です。

整形外科と整骨院どちらに行くべきですか？

まずは整形外科で正確な診断を受けることをお勧めします。その後、症状に応じて整骨院やカイロプラクティック院での治療を併用することも効果的です。

日常生活で気をつけることはありますか？

段差に注意し、適切な靴を選び、足首のストレッチや筋力訓練を継続することが重要です。また、疲労時や体調不良時は特に注意が必要です。

足関節捻挫で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと足関節捻挫は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

足関節捻挫は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。