狭心症

狭心症とは

狭心症とは、心臓を養う冠動脈が狭くなることで、一時的に心筋への酸素供給が不足し胸の痛みや圧迫感が生じる症状です。運動やストレスなど心臓に負荷がかかったときに数分程度続き、安静で治まるのが特徴です。医学的には労作性狭心症と安静時狭心症に分類され、血管の動脈硬化や血管の痙攣によって引き起こされると考えられています。

厚生労働省の調査によると、日本では継続治療を受ける患者数は約85万6,000人に上り、心疾患全体の28％を占めています。男性が6割強を占め、特に現場仕事や肉体労働に従事する方に多く見られる症状でもあります。

狭心症を放置すると発作頻度が増加し、仕事や家事の継続が不可能になります。さらに血管が完全閉塞すれば急性心筋梗塞を発症し、生命に関わる危険性が急激に高まります。重症化すると心不全や致命的な不整脈を招き、日常生活が著しく制限されてしまいます。また繰り返す胸痛への恐怖から外出や運動が極端に減り、体力低下が進行して悪循環に陥ることも少なくありません。

狭心症の原因

開院以来、当院には狭心症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、狭心症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

狭心症の原因として次のものが挙げられます。

狭心症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、冠動脈の狭窄や血流障害が発生し、心筋の酸素不足から胸痛が発症します。姿勢の悪化により胸郭の動きが制限され、心臓への負担が増加することや、首や背中の歪みが自律神経系に悪影響を与え、血管の収縮や拡張機能を低下させることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。狭心症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

狭心症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗狭心症薬・抗血小板薬などで血流確保を図ります。しかし長期内服が必須で副作用（頭痛・低血圧）も伴います。根本的な血管の状態改善には限界があり、効果の持続にも個人差があります。

カテーテル治療（PCI）

狭窄部をバルーン拡張しステント留置により血流を改善します。しかし再狭窄やステント血栓症を防ぐため抗血小板薬を複数年服用する必要があります。処置後も定期的な検査と管理が欠かせません。

冠動脈バイパス手術（CABG）

別の血管で新たな迂回路を作成し血流を確保します。しかし開胸による身体負担が大きく、複数の切開痕が残り入院期間も長期にわたります。術後のリハビリテーションも必要となります。

狭心症を改善するために

まずはあなたの狭心症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、狭心症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

狭心症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

狭心症のQ＆A

狭心症は自然に治りますか？

自然治癒は期待できません。動脈硬化は時間とともに進行するため、医療的介入と生活改善が欠かせません。早期の適切な対処により症状の進行を遅らせることが重要です。

狭心症の人がやってはいけないことは？

激しい息切れを伴う無理な労作、喫煙、急な温度差は避けてください。胸痛が出たらただちに中止し薬を服用し、症状が続く場合は医療機関への受診が必要です。

狭心症と心筋梗塞の違いは？

狭心症は一時的な虚血状態で安静により改善しますが、心筋梗塞は完全閉塞による心筋壊死のため持続的な痛みが特徴です。痛み時間と心電図変化が大きく異なります。

胸痛が10分続いたら救急車を呼ぶべき？

胸痛が10分を超えたら救急要請が安全です。早期治療により心筋を守ることができ、生命予後の改善につながります。迷わず専門医療機関への受診をお勧めします。

ストレスだけで狭心症になりますか？

強いストレスは冠攣縮を誘発し発作の引き金になり得ます。ストレス管理とリラクゼーション技術の習得が症状改善に有効です。心身両面からのアプローチが重要です。

何科を受診すればいい？循環器内科？心臓外科？

基本は循環器内科への受診をお勧めします。外科的介入が必要と判断された場合は心臓外科と連携し最適な治療計画を立案します。まずは循環器専門医への相談から始めましょう。

狭心症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと狭心症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

狭心症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。