事故後遺症

事故後遺症とは

事故後遺症とは、交通事故やスポーツ事故などの外傷により身体に受けたダメージが、治療を行っても完全には回復せず、痛みやしびれ、機能障害などの症状が長期間にわたって残存している状態を指します。特に首や腰のむちうち症状、頭痛、めまい、手足のしびれなどが代表的な症状として現れ、事故直後ではなく数日から数週間後に症状が現れることも多いのが特徴です。

厚生労働省の患者調査によると、外傷による推計患者数は年間約100万人を超えており、そのうち交通事故による外傷性頸部症候群の患者は相当数を占めています。国土交通省の自動車事故対策事業の現状報告では、重度後遺障害者数は年間約4,600人程度でほぼ横ばいの状況が続いており、軽度から中等度の後遺症を含めると、実際の患者数はさらに多いと推定されます。

事故後遺症を放置すると、症状が慢性化し日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。痛みやしびれが悪化し、仕事のパフォーマンスが大幅に低下したり、集中力の欠如により作業効率が著しく落ちることがあります。また、睡眠障害により体の回復機能が衰え、症状がさらに悪化する悪循環に陥ります。精神的にも、慢性的な痛みによりうつ状態や不安障害を発症するリスクが高まり、最悪の場合、職を失ったり社会復帰が困難になる可能性もあります。

事故後遺症の原因

開院以来、当院には事故後遺症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、事故後遺症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

事故後遺症の原因として次のものが挙げられます。

事故後遺症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、頸椎関節・胸椎関節の可動域減少や首・肩部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、事故後遺症が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。事故後遺症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

事故後遺症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛み止めの内服薬や湿布薬などの外用薬を処方し、炎症や痛みの軽減を図ります。しかし長期間の服用により胃腸障害や肝機能への影響が懸念され、根本的な改善には至らない場合が多くあります。

ブロック注射

痛みのある部位の神経に麻酔薬を注入し、一時的に痛みを和らげる治療を行います。しかし効果は一時的で、繰り返し施術が必要になることがあり、注射部位の感染リスクも伴います。

理学療法

頸椎牽引、温熱療法、電気療法などの物理的な治療により症状の改善を目指します。しかし継続的な通院が必要で時間がかかり、症状によっては効果が限定的な場合があります。

安静指導

首に負担をかけないよう生活指導を行い、必要に応じて固定具の装着を指示します。しかし長期間の安静により筋力低下や関節の可動域制限を招き、かえって回復を遅らせる可能性があります。

画像検査

レントゲン、CT、MRIなどを用いて骨折や内部損傷の有無を確認します。しかし軟部組織の損傷は画像に写りにくく、症状があっても異常なしと判断されることがあります。

事故後遺症を改善するために

まずはあなたの事故後遺症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、事故後遺症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

事故後遺症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

事故後遺症のQ＆A

事故後遺症は自然に治りますか？

軽度の場合は時間の経過とともに改善することもありますが、適切な治療を受けずに放置すると慢性化するリスクが高く、早期の専門的な治療が重要です。

事故後遺症の人がやってはいけないことは？

首に負担をかける激しい運動や長時間の同一姿勢、ストレスの蓄積は症状を悪化させる可能性があるため避け、無理をせず適度な休息を心がけることが大切です。

なぜ事故直後ではなく後から症状が出るのですか？

事故時の興奮状態やアドレナリンの分泌により痛みを感じにくくなっており、時間が経って落ち着いた頃に炎症や損傷による症状が現れるためです。

画像検査で異常がないのに痛みがあるのはなぜですか？

筋肉や靭帯などの軟部組織の損傷は画像に写りにくく、神経の機能的な異常も検出が困難なため、症状があっても画像上は正常に見えることがあります。

どのくらいの期間治療を続ければよいのですか？

症状の程度により個人差がありますが、一般的には3～6ヶ月程度の治療期間が必要で、症状固定まで継続的な治療を受けることが重要です。

後遺障害認定を受けるにはどうすればよいですか？

事故から6ヶ月以上経過しても症状が残存している場合、医師の診断書と検査結果をもとに自賠責保険に後遺障害の申請を行う必要があります。

症状が悪化することはありますか？

適切な治療を受けずに放置したり、無理な動作を続けると症状が悪化する可能性があり、早期の専門的な治療と生活習慣の改善が重要です。

仕事に復帰できるようになりますか？

適切な治療により多くの方が職場復帰を果たしていますが、症状の程度や職種により復帰時期は異なり、段階的な復帰計画が必要な場合もあります。

他の治療法はありませんか？

薬物療法や理学療法以外にも、カイロプラクティックや鍼灸治療など様々な治療選択肢があり、症状に応じて最適な治療法を選択することが大切です。

症状が一生続くのでしょうか？

適切な治療により症状の改善は十分に期待できますが、治療開始が遅れると慢性化するリスクが高まるため、早期の専門的な治療を受けることが重要です。

事故後遺症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと事故後遺症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

事故後遺症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。