大人喘息

大人喘息とは

大人喘息とは、気道に慢性的な炎症が起こることで、ちょっとした刺激に過敏に反応し、咳や呼吸困難、ゼーゼー・ヒューヒューという音などの症状を繰り返す病気です。子どもの頃の喘息とは異なり、成人してから新たに発症することが多く、特に40歳以降の発症が半数以上を占めています。

気道の粘膜が常に炎症を起こしているため、健康な人には何でもない刺激でも激しく反応してしまうのが特徴です。厚生労働省の患者調査によると、国内の喘息患者数は約117万人と報告されています。日本人全体の約5％にあたる数百万人が喘息に悩んでおり、患者数は増加傾向にあります。

大人喘息を放置すると、慢性的な炎症が長引くことで気管支が傷つき変形し、肺の中の空気が出しづらくなってしまいます。この状態を「気道リモデリング」と呼び、一度進行すると元の状態に戻りにくくなり、喘息症状が治りにくくなってしまいます。治療を行っても効果が出づらく重症化し、最終的には日常生活に大きな支障をきたすようになります。また、重篤な発作による急死のリスクもあり、1995年には年間7,253人が喘息で亡くなっていました。放置により気道の過敏性が増し、わずかな刺激でも激しい発作を起こしやすくなる悪循環に陥ってしまいます。

大人喘息の原因

開院以来、当院には大人喘息でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、大人喘息の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

大人喘息の原因として次のものが挙げられます。

大人喘息はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、気道の慢性炎症や気管支の収縮などが発生し、喘息症状が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。大人喘息でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

大人喘息への対応として、次のようなものが一般的です。

吸入ステロイド薬

正しい吸入方法をマスターする必要があり、定期的な指導が必要です。吸入後のうがいを怠ると口腔内の副作用が起こる可能性があります。

気管支拡張薬

単独使用では根本的な炎症改善にならず、必ず吸入ステロイド薬との併用が必要で、使い方を間違えると効果が得られません。

長期薬物療法

基本的に生涯にわたる継続治療が必要で、薬代の経済的負担や毎日の服薬管理が患者の負担となります。

生物学的製剤

高額な治療費がかかり、注射による治療のため通院頻度が増え、患者の時間的・経済的負担が大きくなります。

大人喘息を改善するために

まずはあなたの大人喘息の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、大人喘息の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

大人喘息と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢の分析、背骨全体の可動域検査、全身の筋肉や神経の状態、自律神経の働きなどをチェックする検査をします。必要に応じて医療機関との連携も図り精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

大人喘息のQ＆A

大人喘息は自然に治りますか？

大人喘息は慢性疾患であり現在の医療では完治は困難ですが、適切な治療により症状をコントロールし健康な人と同じ生活を送ることは十分可能です。

大人喘息の人がやってはいけないことは？

喫煙、アレルゲンへの暴露、急激な温度変化、過度なストレス、処方薬の自己判断による中断は症状悪化の原因となるため避けるべきです。

喘息の症状は季節によって影響を受けますか？

気温や気圧の変化、花粉、PM2.5などの影響を受けやすく、特に季節の変わり目や台風の時期には症状が悪化しやすい傾向があります。

吸入ステロイド薬の副作用が心配ですが大丈夫ですか？

内服薬と異なり気管支に直接作用するため少量で効果があり、正しく使用すれば長期使用でも安全性の高い薬です。吸入後のうがいが重要です。

症状がなくなったので薬をやめてもいいでしょうか？

症状がない状態でも気道の炎症は続いているため、医師の指示なく中断すると再発や重症化のリスクが高まります。継続治療が重要です。

アスピリンや鎮痛剤を飲んではいけないのでしょうか？

成人喘息患者の約10％にアスピリン喘息があり、重篤な発作を起こす可能性があるため、使用前に必ず医師に相談することが必要です。

妊娠に影響はないのでしょうか？

妊娠を希望する段階で主治医に相談し、母体と胎児への影響を考慮した治療法に変更することで安全な妊娠・出産が可能です。

災害時に喘息を悪化させない方法はありますか？

マスク着用によるホコリ対策、煙の回避、アレルゲンとなる動物との接触回避、そして普段の予防薬の継続が最も重要です。

喘息で亡くなる方はどのくらいいますか？

1995年の7,253人をピークに治療法の進歩により減少し、2021年には1,038人まで減少していますが、適切な治療が重要です。

夜中の発作が多い原因は何でしょうか？

深夜から早朝にかけて呼吸機能が自然に低下するモーニングディップ現象があり、この時間帯に症状が出やすくなる生理的な特徴があります。

大人喘息で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと大人喘息は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

大人喘息は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。