
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!
ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃です。今日も当院のブログを読んでくださり、ありがとうございます。
「側弯症があるけど、老後はどうなってしまうのだろう」そんな不安を抱えて、このページにたどり着いたのではないでしょうか。体の不調を感じながらも、将来のためにこうして情報を探しているあなたの行動力は本当に素晴らしいと思います。
お子さんが学校検診で指摘されたご両親、ご自身が若い頃から側弯症とともに過ごしてきた方、あるいは高齢のご家族の背中の曲がりが気になっている方もいらっしゃるかもしれません。将来のことを考えると、どうしても心配になりますよね。
私は32年間で32万人以上の方を施術してきましたが、側弯症と老後についてのご相談は本当に多いです。今回は、そんな不安を少しでも軽くできるよう、側弯症が老後にどのような影響を与えるのか、そして今からできる対策についてお伝えしていきます。




将来への漠然とした不安は、正しい知識を持つことで和らぐことが多いです
側弯症を抱えている方にとって、年齢を重ねたときに体がどう変化するのかは大きな関心事です。実際に高齢になってから症状が進行するケースもあれば、若い頃とほとんど変わらない状態を維持できる方もいらっしゃいます。ここでは、老後に起こりうる変化について具体的にお話しします。
側弯症は成長期を過ぎると進行が止まると思われがちですが、実はそうとも限りません。加齢によって椎間板がすり減ったり、骨密度が低下したりすると、背骨を支える力が弱くなります。その結果、若い頃は軽度だった曲がりが徐々に大きくなることがあります。
特に閉経後の女性は骨粗鬆症のリスクが高まるため、注意が必要です。骨がもろくなると背骨の変形が進みやすく、側弯の角度が増してしまうことがあります。
背骨が曲がっていると、体の重心がずれてしまいます。そのため、特定の筋肉や関節に負担がかかり続け、慢性的な痛みにつながることがあります。若い頃は筋力でカバーできていても、年齢とともに筋肉が衰えると痛みとして表面化してくるのです。
朝起きたときに腰が重い、長時間座っていると背中が痛くなるといった症状は、側弯症の方によく見られます。
側弯の角度が大きくなると、胸郭が変形して肺を圧迫することがあります。すると深呼吸がしにくくなったり、階段を上るだけで息切れしたりといった症状が出ることがあります。重度の側弯症では心肺機能に影響を及ぼす可能性があるため、早めの対策が大切です。
背骨の柔軟性が低下すると、振り返る動作や物を拾う動作が難しくなることがあります。また、バランス感覚が悪くなり、転倒しやすくなるリスクも高まります。高齢になってからの転倒は骨折につながりやすく、寝たきりの原因になることもあるため、できるだけ避けたいものです。
ここまで読むと不安になってしまうかもしれませんが、安心してください。側弯症があっても、適切なケアを続けることで健康的な老後を迎えることは十分に可能です。大切なのは、今から体のメンテナンスを始めることです。
背骨が硬くなると、側弯の進行や痛みの原因になります。日頃からストレッチや軽い運動を取り入れて、背骨の動きを良好に保つことが重要です。無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。
当院に通われている患者さんの中には、90歳を超えても姿勢がしゃんとしている方がいらっしゃいます。その方は28年間にわたって定期的にケアを続けてこられました。継続は力なりという言葉を体現されているような方です。
背骨を支える筋肉が弱ると、側弯が進行しやすくなります。特に体幹の筋肉を鍛えることは、側弯症の方にとって非常に重要です。ウォーキングや水泳など、体に負担の少ない運動から始めてみてはいかがでしょうか。
骨粗鬆症の予防は、側弯症の進行を防ぐうえでも欠かせません。カルシウムやビタミンDを意識した食事、適度な日光浴、そして定期的な骨密度検査を心がけてください。
日常生活での姿勢は、側弯症の進行に大きく影響します。長時間同じ姿勢を続けない、重いものを持つときは左右均等に負荷をかけるなど、ちょっとした意識の積み重ねが将来の体を守ることにつながります。
側弯症というと若い頃に発症するものというイメージがあるかもしれませんが、実は中高年になってから初めて発症するタイプもあります。これを変性側弯症といい、加齢による椎間板の変性や骨粗鬆症が原因で起こります。
若い頃は背骨が真っ直ぐだったのに、50代、60代になってから背中が曲がってきたという方は、この変性側弯症の可能性があります。腰痛や足のしびれを伴うことが多く、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
このタイプの側弯症も、早期に発見して適切な対処をすれば、症状の進行を抑えることができます。最近背中の曲がりが気になるという方は、一度専門家に相談されることをおすすめします。
側弯症の治療といえば手術を思い浮かべる方が多いかもしれません。確かに重度の側弯症では手術が必要なケースもありますが、すべての方に手術が必要なわけではありません。
軽度から中等度の側弯症であれば、運動療法や姿勢指導、そして定期的な背骨のケアによって症状をコントロールできることがあります。手術を避けたい、できるだけ体に負担をかけたくないという方には、保存療法が選択肢になります。
当院では側弯症の方に対して、まず5種類の独自検査で現在の状態を詳しく調べます。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から分析し、一人ひとりに合わせたケア計画を立てていきます。
背骨の可動域を改善し、筋肉の緊張をほぐし、神経系の働きを整えることで、体全体のバランスを取り戻すお手伝いをしています。手術を避けたい方、装具療法に不安を感じている方にも安心して受けていただける、体に優しい施術です。
最後に、少しだけ私自身のことをお話しさせてください。実は私も幼少期から体の不調に悩まされてきた一人です。ねこ背に伴う腰痛、野球肘、膝の痛み、首の痛み、自律神経失調症、下痢、喘息など、本当にさまざまな症状を抱えていました。
病院を何軒も回りましたが、なかなか改善せず、つらい日々が続きました。「このまま一生この体と付き合っていくのか」と、将来に希望を持てなかった時期もあります。
そんな私の人生を変えてくれたのがカイロプラクティックでした。背骨を整え、神経の働きを改善していくうちに、長年悩まされていた症状が少しずつ良くなっていったのです。この経験があったからこそ、私はカイロプラクターの道を選び、オーストラリアの大学で学び、今こうして皆さんの前に立っています。
だからこそ、今不安を感じているあなたの気持ちが痛いほど分かります。体の不調を抱えながら将来のことを考えるのは、本当につらいことですよね。
側弯症と老後について調べているあなたは、きっと真剣にご自身やご家族の健康と向き合っていらっしゃるのだと思います。体がつらい中でも、こうして情報を集めようとしている。その姿勢は本当に素晴らしいことです。
ただ、一人で不安を抱え込まないでください。インターネットで調べると、どうしても最悪のケースが目に入りやすくなります。でも実際には、適切なケアを続けることで元気に老後を過ごしている方がたくさんいらっしゃいます。
症状の原因が分かれば、不安は和らぎます。不安が和らげば、前向きな気持ちで日々を過ごすことができます。側弯症があっても、健康で充実した老後を送ることは十分に可能です。
私自身がそうだったように、体は変わることができます。諦めないでください。一人で悩まず、いつでもご相談ください。あなたの体にどれほどの可能性があるのか、一緒に見つけていきましょう。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。