
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!
こんにちは、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃隆です。この記事を読んでくださっているあなたは、もしかするとお子さんが側弯症と診断されて、これからどうすればいいのか情報を集めているところかもしれませんね。
つらい症状を抱える中で、少しでも良い方法はないかと自分から調べようとしているその行動力は、本当に素晴らしいことだと思います。側弯症と向き合うのは簡単なことではありません。それでも諦めずに前を向こうとしているあなたの姿勢に、まずは敬意を表したいと思います。
病院で装具療法を勧められたものの、毎日長時間のコルセット生活に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。「本当にコルセットしか方法がないの?」「装具をつけなくても進行を止められないの?」そんな疑問を抱えながら側弯症の治療法を探していらっしゃる方に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。




実は私自身も、幼少期にねこ背が原因で腰痛や野球肘、膝の痛み、首の痛みに悩まされていました。さらに自律神経失調症や下痢、喘息といった症状にも苦しんだ経験があります。その経験があるからこそ、同じように悩んでいる方の気持ちが痛いほどわかるのです
病院で側弯症と診断されると、多くの場合、カーブの角度(コブ角)によって治療方針が決まります。一般的に20度未満であれば経過観察、20〜40度程度の中等度では装具療法、40度以上の重度になると手術が検討されることが多いです。装具療法が選ばれる理由は、成長期のお子さんの場合、骨がまだ柔らかく変形しやすいため、外部から矯正力を加えることで進行を抑制できる可能性があるからです。
装具療法では、1日18時間から23時間という長時間の装着が推奨されています。これは起きている時間のほとんどをコルセットと過ごすということを意味します。入浴時と体育の時間以外はずっと装着し続けなければならず、夏場の蒸れや皮膚のかぶれ、筋力低下のリスクなど、さまざまな課題があるのが現実です。
また、思春期という多感な時期に体型が目立つコルセットを装着することは、お子さんの自己肯定感にも影響を与えかねません。友達の目が気になって学校に行きたくなくなったり、部活動を諦めてしまったりするケースも少なくありません。親御さんとしても、お子さんのつらそうな姿を見るのは胸が痛むことでしょう。
装具療法の効果については、さまざまな研究が行われてきました。適切に装着すれば進行を抑制できる可能性がある一方で、装着時間が守れなかったり、成長のスピードに装具が追いつかなかったりすると、期待した効果が得られないこともあります。装具はあくまで「進行を遅らせる」ための手段であり、根本的に背骨の曲がりを改善するものではないという点を理解しておくことが大切です。
側弯症の治療において、装具療法だけが唯一の選択肢ではありません。実は、背骨の可動域や周囲の筋肉、神経系にアプローチすることで、症状の改善や進行の抑制が期待できるケースもあるのです。ここでは、コルセット以外の選択肢についてご紹介します。
カイロプラクティックは、背骨や骨盤のゆがみを整え、神経系の働きを正常化することを目的とした手技療法です。側弯症の場合、背骨そのものの曲がりだけでなく、周囲の筋肉のアンバランスや関節の可動域制限が症状を悪化させていることがあります。カイロプラクティックでは、これらの複合的な要因を検査で特定し、一人ひとりに合わせた施術を行うことで、身体全体のバランスを整えていきます。
当院でも、側弯症でお悩みの患者さんが数多く来院されています。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、なぜ背骨が曲がってしまったのか、その原因を探っていきます。原因が特定できれば、改善への道筋が見えてくるのです。
適切な運動療法や姿勢指導も、側弯症の管理において重要な役割を果たします。背骨を支える筋肉を強化し、左右のバランスを整えることで、症状の進行を抑えられる可能性があります。ただし、どのような運動が効果的かは個人によって異なるため、専門家の指導のもとで行うことが大切です。
日常生活での姿勢も見直すポイントです。長時間同じ姿勢を続けることや、片側に偏った動作の繰り返しは、背骨への負担を増やしてしまいます。座り方や立ち方、カバンの持ち方など、小さな習慣の積み重ねが背骨の状態に影響を与えているのです。
開院以来32年間、側弯症でお困りの方々と向き合ってきた経験から言えることがあります。それは、側弯症の原因はひとつではなく、複数の要因が絡み合って起こっているということです。
側弯症の原因としては、特発性(原因不明)のものが全体の約8割を占めていると言われています。しかし、「原因不明」とされているものの中にも、遺伝的な要因、成長期のホルモンバランスの変化、出産時の外傷、姿勢不良など、さまざまな背景が隠れていることがあります。先天性や神経筋性のものもあり、一人ひとりの状態は異なります。
一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。背骨の曲がり具合だけを見るのではなく、なぜそのような状態になったのかを多角的に分析することで、その方に最適なアプローチが見えてくるのです。
当院では、側弯症の患者さんに対して、まず徹底的な検査を行います。背骨全体の可動域、筋肉のバランス、神経の状態、日常生活での姿勢パターンなど、さまざまな角度から現在の状態を把握します。必要に応じてレントゲン画像も確認しながら、その方の症状の根本原因を探っていきます。
検査をせずに原因を決めつけて施術を行っても、一時的な改善はあったとしても、根本的な解決にはつながりません。だからこそ、検査に時間をかけ、原因を「見える化」することが大切なのです。原因がわかれば不安も軽減され、前向きに治療に取り組めるようになります。
側弯症は思春期の女子に多く発症し、その比率は男子の5〜8倍とも言われています。ちょうど心も体も大きく変化する時期に、背骨の曲がりという問題を抱えることは、本人にとっても家族にとっても大きな負担となります。
側弯症の治療では、身体面だけでなく精神面へのサポートも欠かせません。容姿の変化に敏感な年頃のお子さんが、「自分だけどうして」「友達と違う」という思いを抱えてしまうことも珍しくありません。ご家族がお子さんの気持ちに寄り添い、一緒に治療法を探していくことが、何よりの支えになります。
また、治療法の選択においても、お子さん自身の意見を尊重することが大切です。コルセットを装着するにしても、他の治療法を試すにしても、本人が納得して取り組めるかどうかが、結果に大きく影響してきます。
側弯症は、放置すると徐々に進行していく可能性があります。特に成長期のお子さんの場合、骨の成長とともにカーブが大きくなってしまうリスクがあるため、早めの対応が重要です。重度になると肋骨の変形により呼吸機能に影響が出たり、慢性的な腰痛や背部痛に悩まされたりすることもあります。
だからこそ、「経過観察」と言われた軽度のうちから、積極的にケアを始めることをおすすめします。症状が軽いうちに適切なアプローチを行えば、改善の可能性も高まりますし、治療期間も短くて済むことが多いのです。
ここで少し、私自身の話をさせてください。実は私も、幼少期からさまざまな症状に悩まされてきた一人です。ねこ背が原因で腰痛を抱え、野球をしていたこともあり野球肘や膝の痛み、首の痛みにも苦しみました。
7歳の時に野球のバットが頭に当たる事故を経験し、それから8年間、本当につらい日々を過ごしました。身体の痛みだけでなく、自律神経失調症による不調、慢性的な下痢、喘息といった症状にも悩まされ、病院や治療院を転々としても良くなりませんでした。「このまま一生、この症状と付き合っていくのか」と絶望したこともあります。
しかし、カイロプラクティックと出会ったことで、長年苦しんできた症状が少しずつ改善していったのです。身体が変わっていく喜びを知り、「自分と同じように苦しんでいる人を助けたい」という思いから、オーストラリアのマードック大学でカイロプラクティックを学び、この道に進むことを決意しました。
つらい症状を抱えながら、それでも良い方法はないかと情報を探し続ける気持ちは、痛いほどわかります。周りに理解されない孤独感、「本当に良くなるのだろうか」という不安、いろいろな感情が入り混じっていることでしょう。でも、あなたが今こうして調べているその行動こそが、改善への第一歩なのです。
私がカイロプラクティックで人生が変わったように、あなたやお子さんにも、きっと合う方法があるはずです。諦めないでください。一緒に、改善への道を探していきましょう。
32年間の臨床経験を通じて、全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行うカイロプラクティックは、側弯症と非常に相性が良いと実感しています。背骨の一部分だけを見るのではなく、頭から足先までの全体のバランスを評価し、どこに問題があるのかを特定していきます。
側弯症の方の多くは、背骨の曲がりだけでなく、骨盤のゆがみや肩の高さの左右差、筋肉の緊張の偏りなど、全身にさまざまなアンバランスを抱えています。カイロプラクティックでは、これらを総合的に評価し、背骨の可動域制限や筋肉の緊張を改善し、神経系の働きを正常化することで、身体が本来持っている回復力を引き出していくのです。
当院には男女2名のカイロプラクターが在籍しているため、思春期の女の子でも同性の施術者を選ぶことができます。身体の悩みを相談しやすい環境を整えることも、継続的なケアには欠かせない要素だと考えています。
当院で施術を受けた側弯症の患者さんからは、さまざまな喜びの声をいただいています。背中の痛みから解放されてぐっすり眠れるようになった方、体型の歪みが目立たなくなり自信を持って服を選べるようになった方、呼吸が楽になって日常生活での息苦しさがなくなった方など、一人ひとりに変化が表れています。
何より、手術への不安から解放され、前向きな気持ちで日常生活を送れるようになったという声は、私たちにとって何よりの励みです。コルセット以外の選択肢を探しているということは、お子さんのためにより良い方法を見つけたいという親御さんの深い愛情の表れだと思います。
側弯症でお悩みの方、コルセット生活に不安を感じている方、他に方法がないか探している方、どんなことでもお気軽にご相談ください。まずは検査を通じて現在の状態を正確に把握し、その方に合った改善への道筋をご提案いたします。病院で経過観察と言われた方も、装具療法を続けているけれど効果が感じられない方も、諦める必要はありません。
私自身が幼少期から8年間さまざまな症状に苦しみ、カイロプラクティックで救われた経験があります。だからこそ、同じように悩んでいる方の力になりたいと心から思っています。つらい思いを一人で抱え込まないでください。症状の原因がわかれば不安がなくなります。不安がなくなれば、お子さんも元気に学校生活や部活動を楽しめるようになるはずです。あなたとお子さんの笑顔のために、私たちは全力でサポートいたします。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。