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突発性難聴でやってはいけないこと|飲酒・喫煙・運動は?

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突然耳が聞こえなくなる不安の中、このページにたどり着いてくださったあなた。まずは、その行動力を心から称えたいと思います。突発性難聴の症状で辛い状況にもかかわらず、「自分で何とかしたい」「少しでも回復につなげたい」と情報を探す姿勢は、回復への第一歩です。

病院で突発性難聴と診断されると、「普段の生活で何を気をつければいいの?」「何をしたら悪化するの?」という疑問が次々と湧いてくるものです。この疾患は発症から治療開始までの時間が回復率に大きく影響するため、治療中の過ごし方がとても大切になります。

実は私自身、幼少期に高音領域の突発性難聴を経験しています。めまいがひどく、耳抜きもできない状態が続き、とても辛い時期を過ごしました。しかしカイロプラクティックを受け始めてから、これらの症状が徐々に改善していったのです。その経験があるからこそ、今まさに同じ悩みを抱えているあなたの気持ちが痛いほど分かります。当院で32年間、32万人以上の方を施術してきた経験と、私自身の体験をもとに、治療中に控えたほうがよい行動と回復を促進するための過ごし方についてお伝えします。

院長:佃 隆

突発性難聴は「時間との勝負」と言われますが、日々の過ごし方次第で回復の可能性は変わってきます

目次

突発性難聴の治療中に避けたい行動

突発性難聴と診断されたら、内耳の回復を最優先に考えた生活を送ることが重要です。普段は何気なく行っている習慣が、実は聴力の回復を妨げている可能性があります。ここでは、治療効果を下げてしまう代表的な行動についてご説明します。

大音量でのイヤホン・ヘッドホン使用

治療中に最も気をつけていただきたいのが、イヤホンやヘッドホンの使用です。音楽を聴いたり、動画を見たりする際に耳に直接音を届けることは、ダメージを受けている内耳にさらなる負担をかけてしまいます。特に長時間の使用は、回復途中の聴覚細胞に悪影響を及ぼす可能性が高いため、治療中は極力控えることをおすすめします。

どうしても使用する必要がある場合は、音量を最小限に抑え、連続使用を30分以内に留めるよう心がけてください。私も高音が聞こえづらかった時期には、できるだけイヤホンを避けて生活していました。

コーヒーやアルコールの過剰摂取

カフェインやアルコールには血管を収縮させる作用があります。突発性難聴は内耳の血流障害が原因のひとつと考えられているため、これらの摂取は回復を遅らせる可能性があります。

コーヒーは1日1〜2杯程度に抑え、アルコールは治療期間中は控えるのが理想的です。「仕事の付き合いで飲まないわけにはいかない」という方もいらっしゃいますが、今はご自身の体を最優先に考えていただきたいと思います。

激しい運動や無酸素運動

健康のために運動習慣を持っている方も多いでしょう。しかし、治療中の激しい運動は血圧の急激な変動を引き起こし、内耳への血流に影響を与えることがあります。筋トレやランニング、テニスなどの激しいスポーツは一時的にお休みすることをおすすめします。

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は血行を促進するため、むしろ推奨されます。体を動かしたい気持ちは理解できますが、今は回復を最優先に考えましょう。

喫煙

喫煙は血管を収縮させ、血液の粘度を高めます。これは内耳への酸素供給を妨げ、聴覚細胞の回復を遅らせる大きな要因となります。治療中は禁煙を強くおすすめしますし、これを機に完全に禁煙される方も少なくありません。

飛行機や新幹線での移動

気圧の変化は内耳に大きな負担をかけます。飛行機は言うまでもなく、新幹線のトンネル通過時にも気圧変動が起こります。私自身、耳抜きができなかった時期は飛行機での移動が本当に苦痛でした。治療中の出張や旅行は可能な限り延期し、やむを得ない場合は主治医に相談してください。

睡眠不足とストレス

突発性難聴は過労やストレスが引き金となって発症するケースが非常に多いです。治療中も睡眠不足やストレスフルな状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、回復が遅れます。

仕事が忙しいのは重々承知していますが、今は「休むことも治療のうち」と考えてください。最低でも7時間以上の睡眠を確保し、可能であれば仕事量を調整することが回復への近道となります。

回復を早めるために心がけたいこと

「やってはいけないこと」ばかり気にしていると、日常生活が窮屈になってしまいますよね。ここからは、積極的に取り入れていただきたい習慣についてお話しします。

十分な休息と質の良い睡眠

内耳の回復には、体全体の回復力を高めることが欠かせません。早めに就寝し、できれば決まった時間に起きる規則正しい生活リズムを整えましょう。寝る前のスマートフォンは控え、寝室の環境を整えることで睡眠の質が向上します。

バランスの取れた食事

血流を良くする食材を意識的に摂ることをおすすめします。青魚に含まれるDHAやEPA、ビタミンB12を含む食品、亜鉛を多く含む牡蠣やナッツ類などは内耳の健康維持に役立つとされています。

適度なリラックス

自律神経を整えるために、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、好きな音楽を小さな音量で聴いたり、読書を楽しんだりする時間を設けてください。ストレスを溜め込まないことが、回復への大きな助けとなります。

仕事との両立について

40代、50代の働き盛りの方にとって、「仕事を休むべきかどうか」は切実な問題ではないでしょうか。結論から言うと、可能であれば発症から1〜2週間は休職することが理想的です。

ただし、現実的にそれが難しい場合は、残業を控える、在宅勤務に切り替える、騒がしい環境での会議を避けるなど、できる範囲で負担を軽減する工夫をしてください。周囲の理解を得ることも大切です。突発性難聴は見た目では分からない疾患ですが、適切に説明すれば協力してもらえることが多いものです。

カイロプラクティックによるサポート

私が幼少期に高音領域の難聴やめまい、耳抜きができない症状に悩まされていたとき、カイロプラクティックとの出会いが転機となりました。頸椎の状態を整えることで、これらの症状が徐々に改善していったのです。

突発性難聴の完全回復率は約30%程度と言われています。残りの70%の方には何らかの聴力低下が残存しますが、治療中の過ごし方次第で回復率は変わってきます。当院では、ステロイド治療と並行してカイロプラクティックによる施術を受けられる方も多くいらっしゃいます。

頸椎や上部胸椎の状態を整え、自律神経のバランスを調整することで、内耳への血流改善や神経伝達の正常化をサポートします。病院の治療だけでは思うように回復しなかった方が、当院での施術を併用することで改善されたケースも少なくありません。

経験者だからこそ伝えたいこと

突発性難聴は早期対応が何より大切です。発症から時間が経てば経つほど、聴力が固定化してしまうリスクが高まります。「これを食べてはダメ」「あれをしてはダメ」と神経質になりすぎる必要はありませんが、回復を妨げる行動は意識して避けていただきたいと思います。

冒頭でもお伝えしましたが、辛い症状の中で情報を探しているあなたの行動力は素晴らしいです。その前向きな姿勢こそが、回復への大きな力になります。私自身が耳の症状で苦しんだ経験があるからこそ、突然聴力を失う不安や焦りは痛いほど分かります。

一人で抱え込まないでください。病院での治療に加えて、カイロプラクティックでできることもあります。あなたの回復のために、私たちができることを一緒に考えていきましょう。いつでもご相談をお待ちしています。

三鷹にある当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:佃 隆

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