
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!


こんにちは、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃隆です。最近、デスクワークが増えて首や肩の痛みに悩まされている方が本当に多くいらっしゃいます。特に朝起きた時に首が痛くて動かせない、パソコン作業中に首から肩にかけて激痛が走るといった症状でお困りの方からのご相談が後を絶ちません。
そんな中でも特に多いのが「どんな椅子を選べばいいのか分からない」というお悩みです。実は椅子選びは頸椎ヘルニアの症状改善において非常に重要な要素の一つなんです。今回は25年間で17万人の施術実績を持つ私が、頸椎ヘルニアでお悩みの方に向けて、症状を悪化させない椅子選びのポイントと正しい座り方について詳しくお話しさせていただきます。


椅子選びは症状改善の第一歩です。正しい知識を身につけて、快適なデスクワーク環境を整えましょう。
頸椎ヘルニアは首の骨と骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が本来の位置から飛び出してしまい、近くを通る神経を圧迫することで起こる疾患です。この症状と椅子には実は非常に深い関係があることをご存知でしょうか。
長時間のデスクワークで前かがみの姿勢を続けていると、首の自然なカーブが失われてしまいます。この状態が続くことで椎間板に過度な負荷がかかり、ヘルニアの発症リスクが高まってしまうのです。また、既に頸椎ヘルニアの症状がある方の場合、適切でない椅子を使い続けることで症状の悪化を招いてしまう可能性があります。
だからこそ、椅子選びは単なる家具選びではなく、あなたの健康を守るための重要な投資だと考えていただきたいのです。適切な椅子を選ぶことで症状の改善が期待できるだけでなく、将来的な症状悪化の予防にもつながります。
それでは具体的にどのような椅子を選べば良いのでしょうか。頸椎ヘルニアの方が椅子を選ぶ際に最も重要なポイントをご紹介します。
腰部をしっかりと支えるランバーサポートは、頸椎ヘルニアの方にとって必須の機能です。腰がしっかりと支えられることで背骨全体の自然なS字カーブが保たれ、首への負担を大幅に軽減することができます。特に高さと前後の位置が調整できるタイプを選ぶことで、あなたの体型に最適なポジションに合わせることが可能になります。
座面の高さが適切でないと、肩が上がったり下がったりして首に余計な負担をかけてしまいます。理想的な座面の高さは、足裏全体が床につき、膝が90度程度になる高さです。ガス圧式の高さ調整機能があるタイプを選ぶことで、細かな調整が可能になります。
首をしっかりと支えるヘッドレストは、頸椎ヘルニアの方には欠かせない機能です。ただし、単にヘッドレストがあるだけでなく、高さと角度が調整できるものを選ぶことが重要です。首の自然なカーブに沿ってサポートしてくれるタイプが理想的といえます。
椅子選びにおいて見落としがちなのが、座面と背もたれの角度や硬さです。これらの要素も頸椎ヘルニアの症状に大きな影響を与えるため、しっかりと理解しておく必要があります。
座面は適度な硬さがあり、お尻が沈み込みすぎないものを選ぶことが大切です。柔らかすぎる座面だと骨盤が後傾しやすくなり、結果的に首に負担をかけてしまいます。また、背もたれとの角度は100度から110度程度が理想的とされています。
背もたれはリクライニング機能があるタイプを選ぶと、作業内容に応じて角度を調整できるため非常に便利です。特に休憩時には少し角度を倒すことで首の筋肉の緊張をほぐすことができます。
意外と軽視されがちな肘掛けですが、頸椎ヘルニアの方にとっては非常に重要な要素の一つです。適切な肘掛けがあることで肩や首の筋肉への負担を大幅に軽減することができるからです。
肘掛けの高さは、肘が90度程度になる位置に調整できることが理想的です。高さが合わないと肩が上がったり下がったりして、首に余計な負担をかけてしまいます。また、幅の調整ができるタイプを選ぶことで、あなたの体型に合わせた最適なポジションを見つけることができます。
キーボードやマウスを操作する際に肘掛けに腕を軽く乗せることで、肩の筋肉の緊張を和らげることができます。これにより首への負担も軽減され、長時間の作業でも疲れにくくなります。
どんなに良い椅子を選んでも、デスクとの高さバランスが適切でなければ効果は半減してしまいます。理想的な作業環境を整えるためのポイントをお伝えします。
モニターの上端が目線の高さか少し下になるように調整することが重要です。モニターが低すぎると自然と頭が下がり、首に負担をかけてしまいます。逆に高すぎると顎が上がった状態になり、やはり首に負担がかかります。
モニターとの距離は50センチから70センチ程度が理想的とされています。近すぎると前かがみになりやすく、遠すぎると画面を見ようと首を前に突き出してしまいがちです。
キーボードは肘が90度程度になる高さに置くことが大切です。また、マウスはキーボードと同じ高さに配置し、肩がリラックスした状態で操作できるようにしましょう。特にマウスを使う際に肩が上がってしまうと首への負担が増加してしまいます。
良い椅子を選んだとしても、座り方が間違っていては意味がありません。頸椎ヘルニアの症状を悪化させないための正しい座り方についてご説明します。
まず基本的な座り方として、背もたれに背中全体をしっかりとつけることが重要です。浅く腰かけて背もたれから離れた状態で座ると、腰や首に負担がかかってしまいます。足裏全体を床につけ、膝は90度程度に保つよう心がけましょう。
長時間同じ姿勢を続けることは避け、30分から1時間に一度は立ち上がって軽くストレッチをすることをお勧めします。また、作業中に無意識のうちに前かがみになりがちですが、定期的に姿勢をチェックして正しいポジションに戻すよう意識することが大切です。
椅子の価格は数千円から数十万円まで幅広くありますが、予算に応じて最適な選択をすることが重要です。ここでは価格帯別に選び方のポイントをご紹介します。
この価格帯では基本的な機能に絞って選ぶことが重要です。最低限、座面の高さ調整とランバーサポートがあるタイプを選びましょう。ヘッドレストがついているとなお良いですが、なくても他の機能がしっかりしていれば十分効果が期待できます。
この価格帯になると調整機能が充実してきます。ランバーサポートの調整、肘掛けの高さ調整、リクライニング機能などが搭載されたタイプを選ぶことができます。長時間のデスクワークが多い方にはこの価格帯がお勧めです。
最高級の椅子では細かな調整が可能で、体にフィットする設計になっています。メッシュタイプで通気性が良いものや、前傾チルト機能がついているものなど、より快適な作業環境を実現できます。
椅子の改善だけでなく、作業環境全体を見直すことでより効果的に症状の改善を図ることができます。照明の位置や温度、湿度なども実は首や肩の状態に影響を与える要素の一つです。
照明が不十分だと画面を見ようとして自然と前かがみになってしまいます。また、エアコンの風が直接当たる場所では筋肉が緊張しやすくなるため、風向きにも注意が必要です。
定期的な換気を行い、適切な湿度を保つことも大切です。乾燥した環境では筋肉が硬くなりやすく、症状の悪化につながる可能性があります。
椅子を変えて正しい座り方を心がけても症状が改善しない場合は、根本的な原因が他にある可能性があります。頸椎ヘルニアは複数の要因が重なって発症することが多く、椅子の改善だけでは不十分な場合もあるのです。
当院では25年間で17万人の施術実績があり、頸椎ヘルニアの根本的な改善に向けた専門的なアプローチを行っています。5種類の独自検査により症状の原因を特定し、一人ひとりに最適なケア計画を立てて施術を進めていきます。
また、症状の悪化を防ぐためにも、首を急激に動かす動作や重い物を持つ作業は避けることが重要です。長時間の前傾姿勢や激しいスポーツも症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
椅子選びは頸椎ヘルニアの症状改善において非常に重要な要素ですが、それだけで全てが解決するわけではありません。適切な椅子を選び、正しい座り方を身につけることで症状の改善や悪化の予防が期待できますが、根本的な改善のためには専門的な治療が必要な場合もあります。
一人で悩まずに、まずは専門家に相談することをお勧めします。当院では頸椎ヘルニアでお困りの方に向けて、丁寧なカウンセリングと詳細な検査を行い、あなたに最適な治療計画をご提案させていただきます。早期の対処が症状改善の鍵となりますので、お気軽にご相談ください。


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