
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!


こんにちは、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃隆です。当院での32年間で32万人の施術を通じて、多くの頸椎ヘルニアでお悩みの方と向き合ってきました。今日は医師から手術を勧められて不安を抱えている方に向けて、手術の現実について正直にお話しします。
多くの患者さんが「頸椎椎間板ヘルニアの手術を受ければ必ず良くなる」と期待されていますが、実は手術には成功率という現実があり、必ずしも期待通りの結果が得られるとは限りません。この記事では、手術の成功率から後遺症のリスク、さらには手術以外の選択肢まで包括的にお伝えします。


手術を受ける前に知っておくべき重要な情報をお伝えします。患者さんの立場に立って、正直にお話しさせていただきますね。
頸椎椎間板ヘルニアの手術成功率について、患者さんからよく質問を受けますが、実際のデータは思っているより厳しい現実があります。医学的な統計によると、頸椎症性脊髄症の手術成功率は約50%から80%とされています。しかし、この数値には重要な意味が隠されているのです。
日本整形外科学会が定めたJOAスコアによる評価では、症状が改善する割合は49.4%から79.2%という結果が報告されています。つまり、手術を受けても約20%から50%の方は期待した改善が得られない可能性があるということです。
この数値を見て驚かれる方も多いでしょうが、これが医療の現実です。手術は決して魔法ではなく、すべての方に同じ効果をもたらすわけではありません。特に症状が重篤化している場合や高齢の場合は、成功率がさらに低くなる傾向があることも覚えておく必要があります。
手術の成功率に影響を与える要因は複数ありますが、特に重要なのが年齢と症状の進行度です。これらの要因を理解することで、より現実的な判断ができるようになります。
手術の成功率に最も大きく影響するのが患者さんの年齢です。高齢の患者さんと若い患者さんを比較した研究では、高齢者の方が明らかに改善率が低いという結果が出ています。これは高齢者が手術前の時点で既に症状が重篤化していることが多く、神経の回復力も低下していることが原因です。
そのため、手術を検討する場合は、できるだけ早い段階で決断することが重要になります。症状が軽いうちに手術を受けることで、より良い結果を期待できる可能性が高まるのです。
症状の進行度も成功率に大きく影響します。初期の段階では神経の回復力が保たれているため、手術による改善も期待できます。しかし、手の細かい動作ができなくなったり、歩行障害が現れたりしている重篤な段階では、手術を行っても完全な回復は困難になることが多いのです。
手術を検討する際には、成功率だけでなく、リスクについても十分に理解しておく必要があります。頸椎は脊髄に近い重要な部位であるため、合併症や後遺症のリスクも存在します。
頸椎ヘルニアの手術には、以下のような合併症や後遺症のリスクが存在します:
これらのリスクは決して軽視できるものではありません。特に頸椎は脊髄という重要な神経組織に近い部位であるため、わずかな手術ミスが重篤な後遺症につながる可能性があります。
手術を受ける場合、入院が必要となり、費用も相当な負担になります。全国の統計によると、内視鏡下椎間板摘出術では平均8.8日、従来の椎間板摘出術では14.2日の入院が必要とされています。手術費用は高額で、社会復帰までの期間も考慮する必要があります。
手術は一度行うと元には戻せない治療法です。そのため、決断する前には慎重に検討し、複数の選択肢を比較することが重要です。
手術を勧められた場合、必ず複数の医師の意見を聞くことをお勧めします。同じ症状でも医師によって治療方針が異なることは珍しくありません。特に手術は一度行うと元には戻せないため、慎重な判断が必要です。
実は、頸椎椎間板ヘルニアの50%から80%は手術をしなくても症状が改善するという報告があります。痛み止めや理学療法、カイロプラクティックなどの保存的治療で十分な改善が得られる場合も多いのです。
手術という選択肢だけでなく、リスクの少ない治療法も存在します。当院では、手術を回避して症状を改善したいという患者さんを数多く診てきました。
私たちの院では、手術を避けて症状を改善したいという患者さんを数多く診てきました。カイロプラクティックでは、頸椎の正しいアライメントを回復させ、神経の圧迫を軽減することで症状の改善を図ります。
全身の姿勢バランスを整えることで、頸椎にかかる負担を根本的に軽減し、自然治癒力を最大限に引き出すのがカイロプラクティックの特徴です。
当院では、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの観点から詳細な検査を行い、症状の根本原因を特定します。画像検査だけでは見えない身体の機能的な問題を明らかにし、一人ひとりに最適な治療計画を立てています。
当院の特徴は、患者さんご自身が身体の状態を正しく理解し、適切な判断ができるよう支援することです。多くの治療院では症状の改善だけに焦点を当てがちですが、私たちは患者さんの選択肢を増やすためのお手伝いを大切にしています。
私たちは患者さんに、日常生活の中で自分の身体を観察する方法をお教えしています。どのような姿勢や動作で症状が悪化するのか、逆にどのような状態で楽になるのかを理解することで、治療効果を高めることができます。
例えば、朝起きた時の首の動きの確認方法や、デスクワーク中の姿勢チェックポイント、睡眠時の枕の高さが症状に与える影響などを具体的にお伝えします。これにより、患者さんご自身が症状の変化を客観的に把握できるようになります。
当院では、以下のような症状の自己チェック項目をお教えしています:
これらの項目を定期的にチェックすることで、症状の改善度合いを客観的に評価し、治療方針の調整に役立てることができます。
当院に来院される患者さんの多くは、病院で手術を勧められたものの、できれば避けたいという思いを抱えています。実際の改善事例を通じて、手術以外の可能性についてお伝えします。
当院に来院される患者さんの多くは、病院で手術を勧められたものの、できれば避けたいという思いを抱えています。実際に、カイロプラクティック治療により手術を回避し、日常生活を取り戻された方々がたくさんいらっしゃいます。
これらの改善は、手術によるリスクを負うことなく得られた結果です。
症状に悩まされている時は、手術という選択肢しか見えなくなりがちです。しかし、実際には多くの治療選択肢が存在し、それぞれに異なるメリットとデメリットがあります。当院は患者さんが自分の身体を正しく理解し、多角的な視点から治療選択ができるよう支援することを大切にしています。
手術は確かに有効な治療選択肢の一つですが、成功率や後遺症のリスクを十分に理解した上で決断することが大切です。特に50%から80%という成功率は、裏を返せば20%から50%の方は期待した効果が得られない可能性があることを意味しています。
私自身も7歳の時の事故で長年苦しんだ経験があり、患者さんの不安や迷いを深く理解しています。手術という重大な決断を前に一人で悩まれているなら、ぜひ一度ご相談ください。詳細な検査により症状の原因を明らかにし、あなたにとって最善の選択肢を一緒に見つけていきましょう。
当院は自分の身体を観察する方法を伝えて、選択肢を増やすためのお手伝いができる治療院です。症状の原因が分かれば不安がなくなり、元気で新しいことにチャレンジでき、楽しい毎日を送ることができるようになります。手術を検討されている方も、まずは保存的治療の可能性を探ってみませんか。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。