こんにちは。三鷹で毎日たくさんの親子さんとお会いしている、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃です。今日は少し重い数字の話をしようと思います。
まず最初にお伝えしたいことがあります。お仕事や家事に追われる毎日の中で、お子さんの側弯症についてこうして自分で検索し、情報を探しに来てくださったこと自体が、実はとても大きな一歩だということです。忙しさを理由にして後回しにする方も少なくない中、こうして側弯症について調べようとした行動力は、決して当たり前のことではありません。学校検診をきっかけに病院を受診し、レントゲンを見せられながら「コブ角40度」という数字を告げられて、頭が真っ白になった方もいらっしゃると思います。40度という数字は、多くの病院で手術を検討する目安として説明される数字でもあるので、その場で「手術」という言葉を聞いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、コブ角40度がどれほどの重症度なのか、そして手術以外にどんな選択肢が残されているのかを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
忙しい毎日の中で、こうして自分から情報を探しに来てくださったこと自体が、お子さんへの深い愛情の証だと思います。まずはその一歩をご自身でも認めてあげてください
目次
コブ角40度は何を意味する数字なのか
そもそもコブ角とは、レントゲン写真の上で背骨の曲がりの角度を測定した数値のことです。多くの医療機関では、この数値によって側弯症の重症度を軽度・中等度・重度のように分類していて、40度前後というのはその中でも重度に近いゾーンに位置づけられています。まずはこの数字が具体的に何を示しているのかを整理してみましょう。
手術適応の目安ラインとされる理由
整形外科の多くでは、コブ角がおおよそ40度から50度を超えると、手術による矯正固定を検討する段階に入るとされています。これは、この角度を超えたあたりから背骨の変形が体への負担として無視できないレベルになりやすいという、長年の臨床データの積み重ねによるものです。ただし40度になった瞬間に自動的に手術が決まるわけではありません。年齢や骨の成長段階、曲がっている部位によって、判断は大きく変わってきます。同じ40度でも、成長期のまっただ中にいる中学生と、身長の伸びがほぼ止まった高校生とでは、医師の説明も違ってくるはずです。
世界の側弯症治療は早期介入へと変わってきている
実はここ数年、側弯症治療の考え方そのものが少しずつ変化してきています。以前は海外でも、コブ角がおおよそ20度程度になるまでは経過観察のみで十分という考え方が一般的でした。ところが経過観察をしている間に、想定していたよりも速いスピードで側弯が進行してしまうケースが数多く報告されるようになったのです。この流れを受けて、国際側弯症治療学会であるSOSORTのガイドラインでは、進行が確認された場合には25度未満、状況によっては20度前後の段階からでも装具治療の検討を始めるべきだという議論がなされるようになっています。つまり世界的には「もう少し進んでから対応しよう」ではなく「早い段階から手を打っておこう」という方向に基準が動いてきているということです。40度という数字は、決して急に現れた重症サインではなく、もっと早い段階から気づけたはずの変化が積み重なった結果である場合が多いというのが、私たちの臨床での実感でもあります。
放っておくとどうなるのか
統計的には、コブ角が大きくなるほど、その後の進行スピードも早まりやすいという傾向が知られています。成長期を終えたあとであっても、40度を超えている状態から進行が完全に止まるとは限りません。実際に当院へご相談に来られる方の中には、身長の伸びが止まって病院での側弯症治療がいったん終了したにもかかわらず、20歳を過ぎてから少しずつ側弯の角度が進んでしまったという方も少なくないのです。生活環境の変化や加齢、筋力不足、姿勢に対する誤った理解など、複数の要素が重なって進行してしまうことがあるためです。だからこそ、40度という数字を「もう終わり」と捉えるのではなく「今、何を選ぶかで将来が変わる分岐点」として捉えることが大切なのです。
手術を勧められたときに知っておきたいこと
コブ角40度という数字を前にすると、多くの親御さんが「手術しか道はないのか」という不安に押しつぶされそうになります。ですが、手術には目に見えるメリットだけでなく、あまり語られない負担があることも同時に知っておく必要があります。この章では、手術という選択を考える前に立ち止まってほしい理由をお伝えします。
手術後の生活で制限されること
側弯症の手術は、曲がった背骨に金属のネジと棒を入れて固定する方法が一般的です。術後しばらくは体を大きく動かす運動が禁止され、重い物を持つことにも制限がかかります。柔道やラグビーのように体がぶつかり合うスポーツは、術後は基本的に難しくなると考えたほうがよいでしょう。挿入したネジや棒は基本的に取り出すことができず、長い年月が経ってから痛みが出てくるケースも報告されています。手術は背骨の曲がりを矯正してくれる一方で、その後の体の使い方に一生付き合っていく必要がある治療だという現実も、フラットに知っておいてほしいと思います。
情報発信の内容にも注意が必要です
最近は動画サイトなどで、側弯症の手術を受けたけれど今は元気に活動できている、という発信をされている方も増えてきました。そうした発信自体は励みになる部分もありますが、体験談はあくまで一つの結果であり、すべての方に同じように当てはまるとは限りません。中には「装具はしたくないけれど、進行したら手術をすればいい」と安易に考えてしまうお子さんもいらっしゃるほどです。手術は最終的な選択肢のひとつではありますが、その手前でできることを知らずに手術という結論に飛びついてしまうのは、少し急ぎすぎかもしれません。
装具治療にも見落とされがちな注意点があります
装具治療を選んだ場合にも、実は気をつけたいポイントがあります。装具を着けているという安心感から、無意識に装具に体を預けるような姿勢になってしまい、結果的に猫背が進行してしまうケースが少なくないのです。装具はあくまで背骨の角度を外側から支える道具であり、それを着けている間の姿勢の使い方まではカバーしてくれません。装具治療を行っている方でも、日常の姿勢や体の使い方に意識を向けることが、同時に必要になってくるということは、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
コブ角40度でもできることはあります
ここまで少し厳しい話が続いてしまいましたが、伝えたいのは「怖がってほしい」ということではありません。40度という数字を告げられた今からでも、選べる選択肢はまだ残っているということを知ってほしいのです。ここでは病院での対応と、当院のようなカイロプラクティックでできることの違いをお伝えします。
病院では経過観察と言われても不安な方へ
学校検診で側弯を指摘されたあと、多くのケースでは病院でのレントゲン撮影を経て、軽度なら経過観察、中等度ならコルセットなどの装具療法、重度になると手術療法という流れで話が進んでいきます。しかし病院で軽度と言われても、背骨の歪みが進んでしまう前に何かできることをやっておきたいと考える方は多くいらっしゃいます。当院には、痛みがまだ出ていない段階のお子さんも数多く通われています。歯科矯正と同じように、痛みが無いうちから将来の負担を減らすために今できることを行うという考え方は、側弯症においても同じように大切だと私たちは考えています。
- 経過観察のみだと進行を止める積極的な対応ではないため不安が続く
- 装具は長時間の装着が必要で成長期の心にも負担がかかりやすい
- 手術は体への負担が大きく、術後の生活にも制限が生まれる
カイロプラクティックという選択肢と全身へのアプローチ
アメリカでは側弯症の改善のために、毎年数十万人がカイロプラクティックを利用しているというデータがあります。当院では側弯症のご相談に対して、レントゲンに写る背骨の曲がりだけを見るのではなく、骨盤や頭、首、肩、股関節まで含めた全身のバランスを一つひとつ丁寧に整えていく施術を行っています。側弯症の原因は背骨単体の問題ではなく、全身の使い方の積み重ねから生まれていることが多いためです。さらに当院では、廣済堂出版から2冊の書籍にもなっている「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」を使い、日常生活の中でご家庭でも実践できる姿勢のケア方法をマンツーマンでお伝えしています。施術と日常のセルフケアを両輪で行うことで、相乗効果が生まれやすくなるのです。産後の骨盤の歪みに対しても、この考え方を用いた改善例を数多く積み重ねてきました。
| 重症度の目安 | 当院が目指すゴール |
|---|
| 軽度 | 維持、または改善による経過観察の終了 |
| 中等度 | 維持、または軽度への改善によるコルセット離脱 |
| 重度(40度前後) | 維持、または中等度への改善による手術回避の可能性 |
コブ角40度の状態から劇的にまっすぐになるという保証をすることはできません。それでも、進行を食い止め、少しでも軽い状態に近づけていくことで、今後の選択の幅を広げられる可能性があるというのが、私たちがこれまでの臨床の中で見てきた実感です。当院には小学生、中学生、高校生をはじめ、コルセットや手術を避けたいという方、そして身長の伸びが止まり病院での側弯症治療が一区切りついた方も多く通われています。
側弯症の改善は、学生時代の選択肢を広げます
側弯症が落ち着いていくことは、単に見た目や検査結果の数字だけの話ではありません。勉強に集中する時間、部活動での体の動かしやすさ、おしゃれを楽しめる自信、留学のような大きな挑戦への一歩など、成長期のお子さんが経験できることの幅そのものに関わってきます。学生のうちにしかできない経験を思い切り積んでいくためにも、成長期における背骨のケアは、健康面での最も重要な選択のひとつだと私は考えています。
私自身、学生時代に猫背に長く悩んできました。姿勢が原因でさまざまな不調を抱えていた中学生のとき、カイロプラクティックに出会ったことがきっかけで、体の状態だけでなく、その後の人生そのものが大きく変わりました。その経験があったからこそ、この道を選び、独自の姿勢改善メソッドを確立し、姿勢に関する書籍を2冊出版するまでに至っています。だからこそ、今まさに側弯症で悩んでいるお子さんとご家族の気持ちが、他人事とは思えないのです。
迷ったら、まずは検査から始めてみませんか
当院には、整形外科医や内科医、産婦人科医、精神科医、救急救命医といった医師の方々をはじめ、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士といった医療の専門職の方やそのご家族も、数多く通っていただいています。医療の現場を知る方々に選んでいただいているのは、当院の検査が医学的な根拠に基づいたものであり、アメリカやカナダのカイロプラクティック院で標準的に行われている検査方法を採用しているからだと考えています。
コブ角40度という数字を告げられた日から、多くの親御さんが「自分のせいではないか」と自分を責めながら、答えの出ない毎日を過ごされています。しかし側弯症の原因は単純なものではなく、誰かひとりの責任で起きるものではありません。手術という選択肢を選ぶにしても、選ばないにしても、後悔のない決断をするためには、まず正確な情報と、いくつかの選択肢を並べて比較することが欠かせません。迷ったときは、まず姿勢や筋肉、神経の状態を含めた包括的な検査を受けてみることをお勧めします。当院ではレントゲンのコピーをお持ちいただければ、現在の状態を詳しく確認したうえで、どのような向き合い方ができるのかを一緒に考えていきます。どうか一人で悩みを抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。私たちスタッフ一同、あなたとご家族のお力になれる日を心よりお待ちしております。
ファミリーカイロプラクティック三…
側弯症でお悩みなら|姿勢本著者が院長の三鷹の整体・カイロプラクティック
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三鷹にある当院までお越しになられない方へ
遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。
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